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【プロ野球】原巨人 大勝も宮国に公開説教2012年8月27日 紙面から
◇巨人11−3DeNA巨人が完勝した。1−0の2回に坂本の適時二塁打や阿部の2点打などで5点。その後も村田のソロ、阿部の19号2ランなどで加点し、13安打で11点を奪った。7回途中2失点の宮国が4勝目。DeNAは加賀美が崩れた。 首脳陣の顔に怒気がにじむ。4つめの白星を手にした宮国もまた、勝者の顔ではなかった。スコアは完勝。巨人の優勝マジックも2つ減って26になった。怒りの矛先が向けられたのは宮国。大量リードの6回に古城の失策などで満塁となった後に連続押し出し四球。原監督はベンチに戻った20歳を立たせて公開説教だ。 「野手はエラーをすることもある。そういう時は、点を与えないようにしなさい。そうすれば、野手は点を取ってくれるものなんだ」 ベンチの指揮官は顔を赤く染めていた。完投ペースのはずが、7回にも連続四球を与えて降板。救援を仰いでしまったのだから、無理もない。宮国も「カバーできなかったことが一番悔しい」と肩を落とした。 ただ、同情すべき点もある。乱調の場面。阿部は「変化球で勝負できるようにならないと」とアドバイスし、川口投手総合コーチは「変化球投手なんかウチにはいらないんだ!」と厳しく注意した。高卒2年目の若者が試合中に相反する忠告を同時に受けては、心の整理も難しい。 とはいえ、序盤で試合をつくったことには原監督も「一つ、階段は上ってくれた」と一定の評価をした。その上で「まだまだ途上。スタートしたばかりですから」と将来のエースとしての期待もにじませた。 杉内は左肩の違和感で出場選手登録抹消中。沢村も不安定な投球が目立つ。先発ローテに谷間が2つある現状では、宮国への期待は高まるばかり。28日からは中日との3連戦。原監督は「非常に大事なゲームになるという認識」と力を込めた。独走態勢を築いていても、周囲が思うほど安泰の雰囲気はなさそうだ。 (井上学) PR情報
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