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富山のニュース 【8月26日01時27分更新】
早生種てんたかく、セシウム検出されず 富山県、県産米の検体検査
てんたかくから放射性セシウムが検出されなかったのは、富山、高岡、氷見、魚津、砺 波、南砺、入善、上市の各市町。県内の全15市町村の水田17カ所で、19日に刈り取 った17検体のうち、玄米に加工した8検体を24日に射水市の県環境科学センターで調 べた。 県は25日、小矢部、滑川など6市2町の残る9検体の検査を進めた。結果は26日に 公表する。 県は26日から、てんたかくの収穫後の検査にも着手する。県内全市町村の水田38カ 所でサンプルを採取し、玄米に加工した検体を福井市の民間検査機関で調べる。結果は早 ければ31日ごろに判明し、順次、公表する。 コシヒカリについては、9月12日ごろに検査を始め、同16日ごろに結果がまとまる 見通しである。 放射性セシウムが検出されなかったことについて、魚津市金山谷の農業石橋建夫さん( 67)は「これで安心して収穫し、消費者に届けることができる」と話した。一方、氷見 市指崎の営農組合「天神」の扇浦久信組合長(62)は「コシヒカリの検査が終わらない と安心できない」とし、上市町中江上の農業稲垣鎌三さん(54)は「風評被害もあり、 コメが売れるか売れないかは別の問題」と語った。
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