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ブラヒミ特使 国連総長と会談
8月25日 8時12分

ブラヒミ特使 国連総長と会談
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戦闘が激化するシリアを巡って、国連などの新たな特使に任命されたブラヒミ氏が24日、ニューヨークの国連本部でパン・ギムン事務総長と会談し「シリアの国民の利益を何よりも一番に考えて働くつもりだ」と述べました。

ブラヒミ氏は先週、国連とアラブ連盟からシリア問題担当の新たな特使に任命され、24日、ニューヨークの国連本部でパン・ギムン事務総長と会談しました。
会談のあと、ブラヒミ氏は記者団に対し「私はシリアの国民のために働き、彼らの利益を何よりも一番に考え、できる限りの支援をしたいと考えている」と述べました。これに対しパン事務総長は「戦闘が長引けば長引くほど犠牲者が増えていく。あなたの指導力がとても重要になる」と述べ、アフガニスタンやイラクで紛争の調停や復興支援の実績をあげてきたブラヒミ氏への期待を示しました。
ブラヒミ氏は来週には、シリアへの対応を巡って分裂してきた安全保障理事会のメンバー国とも会談をする予定で、来月1日の正式な就任を待たずに特使としての活動を事実上開始しました。
しかし、シリア問題を巡っては、今月末で特使を辞任するアナン前国連事務総長によるアサド政権と反政府勢力との間の調停などが失敗に終わっており、ブラヒミ氏の活動も前途多難とみられています。

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