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政治
【高木桂一の『ここだけ』の話】夏の椿事!? 共産党「赤旗」に“敵対”中核派が登場
7月15日付「赤旗」日曜版では、首相官邸前での反原発デモに参加する中核派の活動家、富田翔子氏がコメント、写真付きで紹介された。写真で富田氏の後方に白いジャケット姿で立っているのは、中核派である全日本学生自治会総連合(全学連)の斉藤郁真委員長。斉藤氏は写真でのみの登場した
日本共産党が機関誌「しんぶん赤旗」で、敵対関係にある「中核派」(革命的共産主義者同盟全国委員会)メンバーの“勇姿”を写真付きで紹介するという椿事があった。公安関係者は「信じられないことだ」とビックリだが、一体何が起きたのか…。
「リズミカルにコールする富田さん」
問題の記事は7月15日付「赤旗」日曜版の16面に掲載された。「原発ノー アピール自分流 伝えたいからにぎやかに!」という特集で、ここ数カ月、金曜夜の恒例となった首相官邸前での「原発再稼働反対」大規模デモへの参加者それぞれの「訴えるスタイル」を紹介する内容だ。
しかしあろうことか、その中に日本共産党が革マル派とともに「反社会的暴力・殺人者集団」と厳しく糾弾してきた中核派の活動家が含まれていたのだから驚きだ。
記事に登場した「太鼓のリズム音に合わせ、リズミカルにコールする富田翔子さん」はアーティストの顔ももつが、“正体”は中核派の反原発運動の前線たる「すべての原発いますぐなくそう全国会議(NAZEN)」の事務局次長である。中核派の拠点だった法政大学に対する警察当局の「弾圧」への抗議活動でも先頭に立っている“有名人”なのだ。
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