特定外来生物法違反:外来鳥を無断飼育 容疑で豊後大野市議ら書類送検 /大分
毎日新聞 2012年08月25日 地方版
日本固有の生態系を損ねかねない鳥を許可なく飼育したとして、豊後大野市議(68)らが特定外来生物法違反容疑で書類送検されていたことが分かった。
豊後大野署への取材によると、大分地検への送検容疑は5、6月に特定外来生物のソウシチョウを自宅で飼っていたとしている。他にも市内の10人が同時期、ソウシチョウ、ガビチョウを飼育していた容疑で書類送検された。
11人は愛玩用として飼育し、野生化したものを捕獲したり、知人から譲り受けたりして入手したという。
毎日新聞の取材に市議は飼育は認め、「10年9月に県豊肥振興局に尋ねたら『飼っても大丈夫』との説明だった。違法と思わなかった」と話した。県森との共生推進室は「市議に対応した職員は『そう述べた事実はない』と話している」としている。【浅川大樹】