民主・城島国対委員長「今の時期の問責決議案提出は国益損ねる」
自民党の谷垣総裁が25日、野田首相に対する問責決議案を今週、参議院に提出する考えを示したことについて、民主党の城島国対委員長は、「今の時期の問責決議案提出は、国益を損ねる」と批判した。
民主党の城島国対委員長は「今の時期の問責(提出)は、国益を大きく損なうことを一番強く懸念している」、「もう少し、慎重にかつ重要に、野党は考えていただきたい」と述べた。
城島国対委員長は、自民党が内閣不信任決議案を衆議院に提出することも検討していることについて、「論外であり得ない。権力欲のむき出しは、寂しい限り」と自民党を批判した。
一方、自民党の岸田国対委員長は、今週、野田首相に対する問責決議案を提出する方針に変わりがないことを強調した。
自民党の岸田国対委員長は「今のこの状況を考えた場合に、来週にも問責を出さなければいけない。これは当然だと思っています」と述べた。
そのうえで、2012年度予算の執行に必要な赤字国債を発行するための特例公債法案について、「協力するには、解散総選挙を求めざるを得ない。こういった状況に今、陥りつつある」と述べた。