独島:四つの岩・山の正式名称を決定へ

外来語や軍事用語に由来する名称を改める

 慶尚北道鬱陵郡は21日、正式な名称が告示されないまま、外来語や軍事用語に由来する無分別な命名がなされている独島(日本名:竹島)の二つの岩と二つの山について、正式な名称を決定し告示することにした、と発表した。

 鬱陵郡は、独島の東島の南側の海上にある「ドンキー(英語でロバの意)岩」を「海女岩」または「上り岩」に、また東島の南西側にある「タンク岩」は「戦車岩」に改称する方針を固めた。また「日の出峰」と呼ばれている東島の山(海抜98.6メートル)は「太極峰」または「雨傘峰」に改称する一方、「大韓峰」と呼ばれる西島の山(海抜168.5メートル)は現在の名称を正式な地名として告示する意向だ。独島は東島・西島の二つの島と89の小さな岩から成っている。このうち、由来や伝説があり、正式な地名が告示されている場所は25カ所ある。東島・西島のほか、「独立門岩」「天井洞窟」「砥石岩」「象岩」「ワカメ岩」「鶏岩」「顔岩」「軍艦岩」などだ。

 一方、慶尚北道や鬱陵郡などは、文化財庁の許可を受けずに設置された独島の太極模様のモニュメントや、慶尚北道と鬱陵郡の旗の掲揚台、金寛容(キム・グァンヨン)慶尚北道知事の名が記された竣工記念碑などを全て撤去する方針を固めた。鬱陵郡側は「文化財庁の指摘を受け、無許可で設けられた施設を撤去した上、協議を経て鬱陵島に改めて設置する方針だ」と説明した。

大邱= 崔洙豪(チェ・スホ)記者
<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c) The Chosun Ilbo & Chosunonline.com>
関連フォト
関連ニュース