宮里美香　連日の７１にも不満顔

　▽２４日、カナダ、コキトラム、バンクーバーＧＣ（６６８１ヤード、パー７２）▽晴れ時々曇り、気温２４度、弱風▽賞金総額２００万ドル、優勝３０万ドル▽１５３選手

　【コキトラム（カナダ）テッド・ムース】２週連続優勝のかかる宮里美香（２２）＝ＮＴＴぷらら＝は４バーディー、３ボギーの７１で回り、通算２アンダーで１４位に順位を上げた。上田桃子（２６）が７６で通算５オーバーの８６位、宮里藍（２７）＝サントリー＝が７４にとどまり、７６の金子絢香（２２）とともに通算６オーバーの１００位でともに予選落ちした。チェラ・チョイ（韓国）と１５歳のアマチュア、リディア・コ（ニュージーランド）が通算８アンダーで首位に立った。

　連日の７１でスコアを伸ばしたものの、ホールアウトした美香は不満顔だった。前半のインは１０番で２メートルのバーディーを沈める好発進。１２番でボギーとしたが１３、１７番でもバーディーを奪い、さらに折り返し後の３番では８メートルを決めるバーディーで通算４アンダーにスコアを伸ばした。しかし、７、８番と連続ボギー、最終９番で３メートルのチャンスを逃してパーに終わり、スコアを伸ばしきれなかった。

　優勝した翌週の試合で簡単に崩れるわけにはいかない。「しっかり上位で争うことが目標」。この２日間は着実にアンダーパーをマークしていて「それが今年成長した部分だと思う」という。首位とはまだ６打差。残り２日間でとらえるチャンスは十分にある。「ショットはいい。今週はパット次第。まだ折り返しなので頑張る」。逆転でのＶへ歩を進める。