高橋尚成がパイレーツへ移籍

　パイレーツは２４日、エンゼルスから救援左腕の高橋尚成（３７）を獲得したと発表した。２５日（日本時間２６日）にチームに合流し、出場選手登録される見込み。高橋は１９日にエ軍傘下３Ａソルトレークに降格。その後、獲得希望球団を募るウエーバー公示をされていた。高橋は２４日付の自身のブログに「１日でも早くチームに慣れて勝利に貢献できたらと思っています。僕にとってもチャンスだと思うので、どこに行っても自分らしく楽しんで野球をしたいと思います」などと抱負をつづった。

　ナ・リーグ中地区のパ軍は現在同地区３位も、十分にワイルドカードでのプレーオフ進出を狙える位置にいる。ピッツバーグを本拠地にし、日本選手では過去に桑田真澄投手（元巨人、現解説者）や岩村明憲内野手（現楽天）が所属。ヤ軍傘下３Ａスクラントンの五十嵐亮太投手（３３）も今春まで、傘下マイナーに所属していた。

　メジャー３年目の高橋は今季４２試合で０勝３敗、防御率４・９３。通算成績は１５６試合で１４勝１２敗１０セーブ、防御率３・８０。共同電によると、パ軍のハードル監督は「経験豊富で技術も高い。相手打者が左右どちらでも投げられる。われわれの武器になってくれるだろう」と新戦力に期待を寄せた。