中日スポーツ、東京中日スポーツのニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 中日スポーツ > プロ野球 > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【プロ野球】

巨人 3点リードからサヨナラ負け 原監督、それでも余裕?

2012年8月26日 紙面から

DeNA−巨人 10回裏1死一、二塁、打者筒香を迎え、不安そうな顔で戦況を見つめる原監督(左)ら巨人ベンチ=横浜スタジアムで(佐藤哲紀撮影)

写真

◇DeNA5−4巨人

 DeNAがサヨナラ勝ちで連敗を3で止めた。4−4の延長10回1死一、二塁で筒香が右越え二塁打を放った。山口が今季初勝利。巨人は9回に阿部のソロで追い付きながら最後は高木康が打たれ、連勝は6で止まった。

     ◇

 巨人・原監督はショッキングなサヨナラ負けにも、淡々とした表情で会見に臨んだ。「延長に持ち込みましたけどね。反省すべき点は四球からのランナー。まあその辺でしょうね」。西村、山口ら勝ちパターンのリリーフ陣を温存した揚げ句の黒星だったが、首位独走中の余裕か、敗軍の将とは思えない口ぶりだった。

 余力を残しての負けだった。7連勝中とカモにしていた最下位DeNAを相手に3点を先行。逆転を許したものの、1点を追う9回に阿部が同点の18号ソロ。流れは一気に巨人に傾くかと思われたが、9回裏のマウンドに上がったのは山口や西村ではなく、ロングリリーフ要員の福田。ここは無失点で切り抜けたものの、残り時間を考えると最後のイニングになることが濃厚だった10回も左腕の高木康を起用。筒香にサヨナラ打を浴び、引き分けを挟んだ連勝が6でストップした。

 山口は史上初の5年連続60試合登板に王手をかけており、西村もここまで52試合登板。「チームとして最善策の継投ということ」と原監督。勝ち試合が多すぎて勝ちパターンの救援陣に負担がかかっているため、この日は温存策を選択した。デーゲームで中日が敗れ、マジックは1つ減って28。依然6ゲーム差と絶対優位は変わらず「先を見据えての敗戦」だった。 (臼杵秀之)

 

この記事を印刷する

PR情報

おすすめサイト

ads by adingo




中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ