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【サッカー】守護神・池田 バースデーVだ2012年8月26日 紙面から
U−20日本代表「ヤングなでしこ」は26日、1次リーグA組最終戦でスイスと戦う。同組首位で、引き分け以上で2大会ぶりの決勝トーナメント進出が決まるヤングなでしこは25日、試合会場の東京・国立競技場で公式記者会見と、冒頭15分のみ公開の公式練習を行った。2試合連続失点中のGK池田咲紀子(19)=浦和=は、決勝戦の9月8日が20歳の誕生日。「バースデーV」に向け、まずは今大会初の完封劇でチームを準々決勝進出に導く。 20歳のバースデーを優勝で飾りたい。ヤングなでしこの守護神は、はみかみながら言った。「そんなに意識していないですけど、(日程決定後)みんなに言いました。『誕生日なんで勝って優勝したい』って」。開催地がウズベキスタンから変更になってめぐってきた誕生日での世界大会決勝戦の出場チャンス。もちろん、目前のスイス戦で、決勝T進出という第一関門突破にすべてを注ぐ。 大会前、自身の目標は「無失点V」だった。ところが、1次リーグ2試合連続の計3失点。「3失点については、私と守備陣のコミュニケーション不足。(メキシコ戦の)セットプレー(での失点)は、練習で一番危ないところと話してきた。自分が前に出るのか、守備陣が出るのか、はっきりしなかったのが原因だと思う。次は絶対に失点したくない」と言葉に力を込めた。 公式会見では、こんな一幕もあった。「次戦は完封を考えるか」との質問に、吉田監督が「考えてません。たくさん点を取って(失点が)ゼロに越したことはないが、5点取り、相手に2点くらいあげるのが一番面白い」と即答。すると、続いて順番が回ってきた池田が「GKとしては自分が点を入れられるのは…」と言いかけたところで、指揮官は苦笑いで「失礼しました」と謝った。笑顔の守護神が「最後はチームが勝つこと。取られそうになっても、最後は自分が止めたい。できればゼロで…」と続けると、吉田監督がもう一度頭を下げた。 3度目の正直で無失点ゲームを。日本の初V、自身のバースデーVのため、池田はゴールマウスを絶対に割らせない。 (関陽一郎) PR情報
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