多汗症の解消法として、神経遮断術という方法が従来からあり、現在でも
行っているクリニックはあります。この治療のよいところは、気になる部位の汗の量が半永久的に止まるか、劇的に減少します。
しかし、かなりの高確率で代償性発汗という副作用がおこります。その他の副作用も起こることがあります。また、一度遮断した神経を100%元に戻すことは不可能です。
代償性発汗とは、胸部交感神経の顔面や首・手の平の汗を支配している神経を遮断することにより、気になる部分の汗量は激減するが、他の部位で顔面や首・手の平の汗を補う現象を代償性発汗といいます。
- 大腿・臀部(椅子に座ったりすると汗染みができる)
- 背中・胸部(ワイシャツやTシャツから肌が透けるぐらい汗により濡れる)
- 足の裏(靴下がかなり湿ったり、フローリングの床に汗染みがつく)
代償性発汗に対する治療法は、気になる部位にボトックス注射をしていき、神経を麻痺させ汗を抑える治療になります。
汗のお悩みで神経遮断術を受け、気になる部位の汗量は激減したが、代償性発汗により、違う部位より汗が
多量に出てきて以前よりも悩みが重くなったという方はたくさんいらっしゃいます。神経遮断術自体は悪い治療ではないのですが、副作用の可能性を理解した上で治療を受けなければなりません。
しかし、もうすでに治療を受け代償性発汗で苦しまれている方の中には諦めている方もいらっしゃると
思います。現在、代償性発汗に対する治療法としては、ボトックス治療しかありません。
プラチナクリニックは代償性発汗でお悩みの方へのサポートをいたしますのでお気軽にご相談ください。