史上最速のペースで解け続けていた北極海の氷の面積が、観測史上最小になったことが分かりました。

 JAXA=宇宙航空研究開発機構は、観測衛星「しずく」を使い、北極海の氷の状況を調査しています。その結果、今年は氷が解けるペースが例年より4割程度速く、25日、1978年に観測を始めて以降、氷の面積が最も小さくなったことが分かりました。温暖化などの影響で気温や海水温が上昇し、北極海の氷は年々薄くなり、解けやすくなっているということです。例年、9月中旬から下旬にかけて氷の面積が最も小さくなるため、JAXAは今後も監視を続けることにしています。

画像提供:JAXA

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