元横綱曙(43)対邪道・大仁田厚(54)のノーロープ有刺鉄線バリケードマットダブルヘル・メガトン電流爆破デスマッチ(26日、横浜文化体育館)が、「リング爆破マッチ」となることが濃厚になった。リング下にも大仁田が大量の爆薬を仕掛けていることが判明。両選手はリングごと木っ端みじんとなる危険性が出てきた。
本紙は電流爆破戦のイラストを入手。ベールに包まれたリングの全貌が明らかになった。3方向には数万ボルトの電流が流される有刺鉄線と爆薬が仕掛けられ、一面だけは有刺鉄線トルネードが設置されている。もちろんここにも、地雷が潜んでいる。
しかも、これだけではなかった。大仁田事務所関係者が「至る所に仕掛けますよ。見えない場所にもね。大仁田は有刺鉄線の下から逃げられるけど、横綱の体じゃ無理。もう逃げ場はないんじゃないの」と声を潜めるように、特にリング下には大量の爆薬が極秘に設置される予定だという。
大仁田の陰謀が明らかになったことで、大会を主催する横浜大花火実行委員会でも不安の声が高まっている。委員の一人は「今回の火薬量は半端じゃなくなる。実験をやれないのでぶっつけ本番になりますが、まずリングが耐えられるかが疑問です。リングごと破壊される可能性が大きいし、2人もどうなるか…」と顔面蒼白だ。
今回、リングを貸し出すゼロワンも、さすがに最悪の事態を想定。26日の試合後は1週間、興行スケジュールを組んでいない。また、通常はリングから客席最前列まで3メートルの距離をあけているが、今回は観客の安全を優先するため倍の6メートルにするという。
全日本プロレス北海道巡業から帰京した曙は「せっかく電流爆破をやるんだから、体験したい気もするんですよね。一緒に飛び込もうかなあ」と威勢よく大仁田との“心中”を予告していたが、リングごと爆破される可能性が高いことを知った瞬間、声を失った。もはや勝者も五体満足でリングを下りることはできない。
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