2008-02-26
紫いもで実験
子供の幼稚園での発表会も無事に終わりまして、お休みの日にちょっとした実験をしてみました。
まだ紫いもが余っていたので、おやつに使おうとさいの目状に切って、水にさらし、その紫色になった汁を取り出していろんなものをまぜてみました。
そうです。紫いもの紫色の色素はアントシアニンといって、酸性のものを入れると赤(ピンク色)に、アルカリ性のものを入れると緑(青緑)→青(濃紺)に色が変化します。
酸性のものとしてまずは酢、それから、レモン汁がなかったので家にあったはっさく(八朔)のしぼり汁を入れてみたら、きれいなピンク色のなりました。一方、アルカリ性のものがすぐに思い浮かばなくって…。家の中を子供とうろうろした末、食器洗い機用洗剤を入れたら、見頃にこんなに青黒くなりました(入れすぎ)。その後に、棚の中に重曹があるのに気づいて混ぜてみてこれも青に。並べてみるとこ〜んな感じです。
あまり試験用のプリンカップもなかったので、それほどたくさんの種類のものを試せませんでしたが(他にも、麦茶や砂糖を入れたりもしました)、酸性、アルカリ性両方の変化を楽しむことができました。
けど、その後に子供たち(幼児)に酸性とアルカリ性を説明するのにひとひねりです。酸は「酸っぱいもの」でわかるけど、アルカリは? 洗剤でしょうか…。考えた末、
「ここに謎の白い粉があって、それが塩か洗剤かわからなかったら、紫いもの汁に入れてみる」
と説明してみたのですが、まずはこんなんでいいのでしょうか。
というわけでひととおり実験お遊びした後は、無駄にしないで食べられるところは料理します。いつものようにホットケーキミックスを使いました。
さいころ状に切った紫いもをレンジにかけてやわらかくした後に、牛乳、卵、砂糖、を入れてまぜていたところ…、ボウルの中身がなんとなく緑がかってきたのです。ちょっと気にはなったのですがそこにミックスを投入してまぜまぜ。ミックスに全粒粉のものを使ったので生地が茶色っぽくなるのはわかるのですが、その中に紫いものかけらがゴロゴロあって、でも、生地が緑っぽいのです。抹茶を入れたわけでもないのに。
そして、レンジで蒸して、簡単蒸しケーキの完成です。
おやつにおいしくいただきました。いもは紫、一方、ケーキ部分の色が茶色というか緑がかっているの、写真でわかりますでしょうか?
さて、こうしてブログ記事を書くために紫いもの酸性・アルカリ性実験の記事をあちこち検索して見て歩いたら…、卵の白身が数少ないアルカリ性の食品で、青に変色するするのを知りました。アルカリ性なら青へと変化といっても、反応の程度が薄い時は緑色に見えるとか。
そうだったのです。紫いもの中に生卵を入れてまぜた時点で、白身と紫いも(いもの周辺や壊れた小さなつぶ)が反応してたんです! 予想してなかったところで変化を見せてくれるということは、なんだかワクワクするものです。
- 5 http://search.yahoo.co.jp/search?p=たつのこたろう&search.x=1&fr=top_ga1&tid=top_ga1&ei=UTF-8
- 5 http://shinka3.exblog.jp/
- 5 http://www.ameba.jp/
- 4 http://www.google.co.jp/search?sourceid=navclient&hl=ja&ie=UTF-8&rlz=1T4SUNA_jaJP235JP236&q=平泉紹介
- 3 http://ameblo.jp/deaimasayuki/entry-10075924746.html
- 3 http://www.google.co.jp/search?hl=ja&q=じょせつドーザ じょせつグレーダ&lr=
- 3 http://www.google.co.jp/search?q=おたふく風邪+予防接種&hl=ja&rlz=1B3RNFA_jaJP220JP247&start=20&sa=N
- 2 http://images.google.co.jp/imgres?imgurl=http://ecx.images-amazon.com/images/I/31B12GeSC1L.jpg&imgrefurl=http://d.hatena.ne.jp/camelopardalis/20050124/p2&h=160&w=160&sz=11&hl=ja&start=19&tbnid=FBn-AjHeschrDM:&tbnh=98&tbnw=98&prev=/images?q=%E3%83%
- 2 http://ocnsearch.goo.ne.jp/ocn.jsp?encode=euc&SM=MC&DC=10&IE=eucjp&MT=吸水性ポリマーについて
- 2 http://search.yahoo.co.jp/search?p=ディアルガVSパルキアVSダークライ&search_x=1&tid=top_ga1&ei=UTF-8&qrw=0&pstart=1&fr=top_ga1&b=21
あれ、とある方のブログに載っていた作り方を参考にしたんですが、紫いもパウダーを少量の牛乳に溶かして卵の白身と混ぜ合わせると、見事な青色になるんです。焼いても色は変わりません。
でも、ゆで野菜やチーズに触れていた部分は、ピンク色になりました。
それってつまり、こういうコト、なんですよね。
ふーん面白ーい、リトマス試験紙の原理なのかなぁ、ぐらいにしか思ってなかったんですが(^_^;)立派な科学だったんですね♪勉強になりました!
その記事見覚えありますよ。私も何も知らなかったのですが、アルカリ性に反応させて青色を作ったたってことなんですね。
検索すると、アントシアニンの分子が酸やアルカリと反応してどう変わるかとかいうの書いてありましたが、そういうの難しいのは置いといて(笑)
身近なものでこういう反応を見ることができるのっておもしろいですね。
>きっちょさん
ありがとうございました。いや、お勉強になるほどきちんと記事にまとめてはいませんが、そういえばこんな遊び実験もできるということで、コミュニケーターらしく載せてみました。
ベーキングパウダーの元ですから,重曹を少量水で溶いて舐めて味確認したり,指につけてこすったり位なら健康上も問題ないような?
そういや,湯あたりが柔らかくなる入浴剤も重曹入ってましたっけ.
本来苦味は動物が自然界の可食物を見分けるために利用してきた味覚なので,未熟な果実やアクなんかも苦渋い味の元になってる事が多いですね〜.
あぁ〜、なるほどそうですね。ご指摘ありがとうございます。
「苦い」というのは想像つきましたが、実際に触らせてみるのも一つの手でした。
使ったのはお掃除用の重曹ですが、うすめたのを触るくらいはいいかもしれません。
こんな些細な実験も奥が深い…、なんかそう思えてきました。