サントリーの清涼飲料水「なっちゃん」の3代目CMガールとして脚光を浴びた女優の星井七瀬。ロリータフェイスに華奢な体つき、黒髪ショートカットで清純派女優として売り出されたものの、本人はそのキャラクターに本来の自分とのギャップを感じており、2010年に自らのブログでそれまで溜め込んでいた鬱憤を爆発させ話題を呼んでいた。
星井はブログにて「昔は『なっちゃん』と呼ばれるのがイヤでした」と明かすと、初キスやギャンブル体験、両親の離婚、さらにレズビアンだった過去まで暴露。
「私の両親は小学2年くらいの時に離婚しました。中学1の時ギャルを目指してました。初めてのキスは中学１の夏に友達の弟（3才）にいきなり奪われました。ショックでした。この間、初めてパチンコしました。もちろんエヴァ目当てにです。パチンコは無駄遣いですね。実は、女の子を好きになった事があります」「芸能人は色々な秘密だったり、イメージがあるから、凄く狭い世界なの。でも、私は悪い子だから反発したくなってしまう。と、ゆうか作り物の私を好きになってもらっても嬉しくないの。私はアイドルでもタレントでも女優でもない。表現者なの。職人芸が好きなの」
「神を信じてないから何？ ナチ映画が好きだから何？ アナキーだから何？ 同性愛者になった事があるから何？ 心の病気になった事があるから何？ 偏見や差別なんて気にしないわ。私は私だから。今の自分が好きだから。普通じゃつまらない。荒れていても、辛くても、普通の人生よりマシよ。私は私の世界観があるんだから!!」（原文ママ）
実はロックやパンク音楽を好んで聴き、「表現者」を自称する星井は、同時に普段メディアに登場する際には決してしないような濃いアイメイクを施した写真も掲載。ファンのみならず、彼女の暴走は業界全体に衝撃を与えた。あまりの反響の大きさに、ブログは閉鎖。すでに前年から芸能活動はほとんど行っておらず休止状態だったが、唯一ファンとコミュニケーションをとれる媒体だったブログもなくしてしまったことで、消息が分からなくなっていた。
そんな彼女だが、昨年末、一般人男性との結婚、および出産したことを所属事務所が発表した。多くのファンは淋しさを抱えつつも「このまま引退して幸せに暮らすのだろう」と胸をなでおろしたものだが、この7月、沈黙を破りついに芸能活動を再開した。7月13日、「星井七瀬 OFFICIAL WEB SITE」が開設され、4枚の壁紙用画像がUPされたのである。
「子どもを産み、家族を持ったことで、今度はありのままの自分で勝負しようと再起をかけたのではないでしょうか。作られたキャラクターではなく、表現者として以前とは違った“星井七瀬”の仕事ぶりを見せてくれることでしょう。なんにせよ、おかえり、と言いたいですね」（芸能記者）
まだ23歳と若いうえ、公式HPに掲載された複数の写真が産後に撮られたものだとすれば、愛らしい魅力は健在だ。それどころか、一児の母とは思えないほどスタイルも良く、透明感ある美貌を保っている。「表現者」として復活した星井七瀬の今後の活動に期待したい。
