ソニーが来年3月までにパソコン向けの光ディスクドライブ事業から撤退することが24日、わかった。国内外に約400人いる従業員の大半は、早期希望退職で削減する。巨額の赤字から立ち直るために進めてきた不採算事業の整理が、これでほぼ終わる見通しだ。
光ディスクドライブは、CDやDVDを読み取る装置。ソニーでは子会社の「ソニーオプティアーク」(神奈川県厚木市)が手がけているが、この業務を来年3月をめどに終える。
従業員は国内に開発・設計部門など約90人、マレーシアの工場に約300人など。一部は配置転換するものの、大半は退職させる。子会社の本社や工場はソニーの他の事業に転用する。