国際「昭和天皇の戦争責任」に言及 韓国紙、日本に反発2012.8.25 12:40

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「昭和天皇の戦争責任」に言及 韓国紙、日本に反発

2012.8.25 12:40 韓国
領土問題に関する記者会見で発言する野田佳彦首相=24日、首相官邸(酒巻俊介撮影)

領土問題に関する記者会見で発言する野田佳彦首相=24日、首相官邸(酒巻俊介撮影)

 竹島(韓国名・独島)の領有権などをめぐる日韓の対立について25日付の韓国紙は、昭和天皇の戦争責任問題に言及して24日の野田佳彦首相の会見や衆院の抗議決議に反発した。韓国紙からは両国関係が「最悪」の状態に陥ったとの指摘も出ている。

 朝鮮日報は、天皇陛下訪韓問題に絡む李明博大統領の謝罪要求を日本が問題視していることを批判し、日本が過去を直視しないのは、昭和天皇が「戦犯としての責任を免れたため」と指摘。日本は政府とメディアなどが総力を挙げて「戦争責任のない平和主義者」とのイメージをつくってきたと主張した。

 現在の天皇陛下が2001年に古代天皇家と百済王との血縁関係に言及して「韓国とのゆかりを感じています」と発言したことにも触れ、「韓国に配慮する天皇」との印象を日本人が持っているだけに、李大統領による謝罪要求への反応が激しくなったと分析した。(共同)

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李明博大統領(AP)

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