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【社会】

萌えキャラ 日本一は 地域貢献度 まじめに競います

2012年8月25日 13時53分

 アニメに登場するような「萌(も)え」なキャラクターで商品開発、観光振興などを図る団体が日本中から集い、地域貢献などを競う「Moe1(モエワン)グランプリ」が今秋、萌えキャラの「聖地」、東京・秋葉原で初めて開かれる。現在、約二十団体が参加表明しており、さらに増える見込み。全国区のスターは生まれるか? (井上幸一)

 3Dデータの活用を図る一般社団法人「3D−GAN」(東京都台東区)や、フリーペーパー「あきば通」などでつくる実行委員会が主催し、経済産業省、観光庁、千代田区、同区観光協会が後援。十月十三、十四日、イベントホール「ベルサール秋葉原」を会場に開催される。

 企業、自治体、観光協会、商工会議所、NPOなど、四十団体の参加を目標としている。すでに、米の収穫販売会社の「みのりん」(秋田県鹿角市)、JAうごの「こまち娘」(秋田県羽後町)、温泉施設の「隼(はやぶさ)ゆら」(山梨県山梨市)、もつカレーを擬人化した「百都(ももつ)かれん」(静岡市)などのキャラがエントリーした。

 参加団体は、それぞれのブースで、キャラクター商品などを販売。地域への貢献度、ビジネスの継続性などを基準として、有識者や一般の来場者が審査し、「観光サービス」「お土産物産」の二部門の大賞を決める。

 内田研一実行委員長は「萌えキャラを使った活性化事業は、見た目で判断され、地元で批判されているケースもある。それぞれの結び付きを強め、真面目な取り組みだと理解してもらいたい」と企画の意図を説明。「定期的に開催し、将来は地方大会をして地域活性化にも貢献したい」と、人気のご当地グルメの祭典「B−1グランプリ」のような広がりを目指す。

 ブース出店料は二十万円。公序良俗に反しないかなどを審査し、最終的な出店者を決める。個人、同人誌サークルは不可。八月末まで、グランプリのホームページから申し込み可能。問い合わせは、実行委員会=電03(6240)1734=へ。

(東京新聞)

 

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