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大津市立中学2年の男子生徒(当時13)が自殺した問題をめぐり、いじめの実態解明をめざす市の第三者調査委員会の初会合が25日、市役所で開かれた。委員のうち半数を遺族側推薦の委員が占めるなど公平性に配慮した委員会は、加害者とされる同級生を含む生徒のほか教員への聞き取りを行い、なぜいじめを止められなかったのか、再発防止には何が必要か、年内をめどに報告書をまとめる。
冒頭、自殺した生徒を悼み全員で1分間の黙祷(もくとう)をした後、越直美市長が「学校と市教委の調査が不十分でずさんだったため第三者委による再調査を決めた」と説明。「真相を解明していただき、今回のような悲劇が二度と繰り返されることがないように」とつづった遺族の手紙を読み上げた。「私も全く同じ思いで委員会の運営に全力を傾けたい」。遺族側が推薦した教育評論家の尾木直樹氏は「大津だけの問題ではない。なぜいじめが繰り返されるのか、公平・公正な調査に全力投球したい」と応じた。
男子生徒は昨年10月に飛び降り自殺。遺族の求めで全校生徒にアンケートを行った学校は暴力行為などのいじめを認める一方、自殺との因果関係は不明とした。ところが今年7月になって「自殺の練習をさせられていた」などの回答を学校側が公表していなかったことが明らかになり、学校や教育委員会のずさんな調査姿勢が問題になっていた。滋賀県警も暴行容疑で強制捜査に着手している。