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原発反対 24日夜も抗議活動8月24日 19時20分
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22日、野田総理大臣と会談した、原子力発電所に反対する市民グループは、24日夜も、東京の総理大臣官邸前で抗議活動を行い、運転を再開した関西電力大飯原発の停止や国の原子力規制委員会の人事案を白紙に戻すよう訴えました。
原発に反対する市民グループ、「首都圏反原発連合」は、ことし3月から毎週金曜日を中心に、総理大臣官邸の前で原発に反対する抗議活動を続けていて、22日、グループの代表らが野田総理大臣と初めて会談し、「多くの市民が原発に反対している」と直接、訴えました。
24日夜も、午後6時から抗議活動を行い、参加した人たちが、「再稼働反対」などとシュプレヒコールを上げながら、運転を再開した大飯原発の停止や全国の原発の運転を再開しないよう求めました。
また、政府が来月発足させる方針を示している原子力規制委員会の、政府の人事案について、原子力業界の要職にあった人物を入れるべきでないとして、白紙に戻すよう訴えました。
福島県南相馬市から東京に避難し、今回初めて参加した57歳の主婦は「野田総理大臣が会談に応じただけで政府の方針が変わるとは思えないが、被害者として原発はやめてほしいと訴えたい」と話しました。
また、仕事帰りに参加した会社員の男性は「原子力の利権が絡んだ人が規制委員会の委員になるのはおかしい」と訴えました。
抗議活動を主催した団体は「野田総理大臣との会談は通過点に過ぎず、人事案の撤回など主張が通るまで抗議活動を続けていきたい」と話しています。
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