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拉致認めて10年 集会で救出訴え
8月25日 18時2分

拉致認めて10年 集会で救出訴え
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北朝鮮が日本人の拉致を認めてから来月で10年になるのを前に、新潟市で集会が開かれ、拉致被害者の家族が一刻も早く被害者を救出するよう訴えました。

この集会は、拉致被害者の救出を求めている「救う会新潟」などが開いたもので、拉致被害者の家族などおよそ2000人が参加しました。
初めに、拉致被害者の田口八重子さんの兄で、家族会代表の飯塚繁雄さんが、「何とかしてことし中に拉致問題を解決しなければならない」と決意を述べました。
続いて曽我ひとみさんが、「一緒に拉致された母は81歳になります。救出を実現し、私にもう一度親孝行をさせてください」と訴えました。
このあと、横田めぐみさんの父親の滋さんが、「政府を動かすためにも皆さんが関心を失わず、拉致被害者を助けなければならないという気持ちを持ち続けてください」と、協力を求めました。
拉致問題を巡っては、北朝鮮が初めて拉致を認め5人が帰国した、平成14年の日朝首脳会談から来月で10年になりますが、この間、具体的な進展はなく、安否が分からないままの被害者は政府が認定しているだけでも12人に上っています。
今月29日には、4年ぶりに北朝鮮との政府間協議が行われることから、横田めぐみさんの母親の早紀江さんは、「政府は命がけで、真剣勝負で北朝鮮との協議に臨んでほしい」と話していました。

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