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2005年03月まで遡って移築が済みました。
でもまだまだ3合目くらい。頑張れ自分(汗)。


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口魚料理「魚宮」で ヤシガニ身の甘さとミソの風味はオトナのお味

uomiya.jpg宮古島・平良港正面の信号を抜けて、
そのまま東寄りへちょっと行くと、
道路脇の電柱に沿わせた立て看板が目に留まる。
赤く太い文字で「ヤシガニ」とあって、
「宮古島の珍味」と添えてある。
与那国島でいただいた「ヤシガニそば」を思い出しながら、その看板を主へと転じた視線の先にあるのが魚料理の店「魚宮」です。

uomiya02.jpg
入口脇の板塀には、ヤシガニをはじめ、ガザミ、伊勢海老、シャコ貝、ナマコ、ヤコウ貝なんて魚介の名前がマジックで書かれてる。uomiya01.jpg
漁具を雑然と並べた玄関から中に入ると、どうやら荷物置き場と化しているカウンターの向こうに板長らしきオヤジさんの姿。
迎えにでてくれたオバちゃんが奥の個室へと案内してくれました。
カウンターでもいいのにな(笑)。


オリオンのグラスを咥えながら開くお品書きの中身uomiya03.jpguomiya04.jpgは、大学ノートに書き留めたかのような、手作り感あるもの。
「ヤシガニ」には、なんと4,000円から15,000円までの値段がつけられていて、「のこぎりガザミ」や「伊勢海老の造り」などは時価となっていて料金が読めず、なんだかちょっと怖気づく(笑)。


コースには、「魚宮おまかせコース」と「おすすめコース」があって、およそ同じ品数ながら、「ヤシガニ」のボリュームなどなどの違いから6,000円と値の張る「おまかせコース」と奮発してみました。
uomiya05.jpguomiya06.jpg
まずは、鮑のスライスの載った「もずく酢」と、冬瓜を炊き合わせたとろとろの「ラフテー」。


海ぶどうをツマに届いたお造りは、鰹と鮪と。uomiya07.jpg意外と脂のノリが甘かった白身は、フエフキダイ。
シークヮーサーをちょっと絞って、ね。


続いて、ドンと登場は「伊勢海老クリーム焼」。uomiya08.jpguomiya09.jpg結婚式のテーブルで見かけるスタイルかもねと笑いながらも、ブリンとした身とベシャメルのコク味の組み合わせは、やっぱりニクい。


舐めるお酒は、多良川の「琉球王朝」あたりで。


そしていよいよ、どーだー!とばかりに「ヤシガニ」がやってきました。uomiya10.jpg二人前で、一匹まるまるということらしい。


甲羅の中には、たっぷりのミソ。
uomiya11.jpguomiya12.jpguomiya13.jpg
割いた爪の中から丁寧にその身を穿り出す作業にしばし没頭して寡黙になる。
そして取り出した身をミソと和えていただけば、うんうん、身の甘さとほの苦味を含んだミソの風味が贅沢なオトナのお味。uomiya15.jpgこりゃ隅々まで綺麗にしなきゃと、
スジの隙間から裏側まで丹念に身を掻き出すためにまた黙る(笑)。
今回初めて、ヤシガニを端から端まで堪能させていただきました。


小振りな羽釜を届けてくれたオバちゃんが、「イカスミ釜飯、です」。
取り分けてくれた茶碗の中のご飯は、案の定真っ黒。uomiya16.jpgなにやらまったりしたコクを纏って、ふむふむとなる。
仄かな磯風味の中に凝縮感のある旨味を含んでいるのがイカスミ料理の魅力なのだね。

相棒は、マグロの身を含めた「魚汁」。
汁椀にはもうちょっと魚料理・割烹「魚宮」としてのトキメキが欲しいかも、とも思う。


uomiya17.jpgマンゴー半割りのデザートを食べていていよいよ、延々と繰り返し流され続けている演歌のフレーズを覚えてしまっていることに気づいて、少しイラっとする(笑)。
そのあたりのご配慮は是非お願いしたいところであります。


ヤシガニをはじめとする海産物料理の店「魚宮」。uomiya18.jpg「ミーバイ唐揚げ」「ブダイ唐揚げ」「ウツボの煮付け」「タカセ貝刺身」「島蛸の酢の物」「宮古ナマコ酢」なんてあたりも気になります。


口関連記事:ビヤガーデン「国境」で ふつふつと味蕾をひらくヤシガニそば(08年08月)


「魚宮」 宮古島市平良字西仲宗根3-1 [Map] 0980-72-7824

column/02832 @8,000-

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