2012年08月24日

とんかつと立ち飲み

/とんかついもや二丁目店@水道橋にてとんかつ/もつ家/

 お昼はとんかついもや二丁目店@水道橋にてとんかつ750円
 歴史を感じさせつつも古めかしさは感じさせない店構え、綺麗に洗いざらされた白暖簾、店先にはお品書きが立てかけられていて、『とんかつ750円』と『ひれかつ950円』のみ、他はお新香、ご飯は残さなければお代わりできます。
 その暖簾を跳ね上げて店内へ、厨房に沿った白木カウンター14席のみ、真っすぐではなく入り口に近い方がすぼんでいます。
 入ってから出るまで満席の盛況で、壁側に用意された10人分ほどの長椅子で待ちます。
 せかせかした雰囲気の中で店内を見渡すと厨房のとんかつ職人さん(3名)は必要最低限しか喋らないよ的な雰囲気、どなたかの奥さんと思われる女将さんも何かを手伝っています。

 店内奥には短冊が掲げられ、ヒレカツは札がひっくり返っているのでトンカツのみ、料理が一種類しかないのでオーダーを取ることはありません。
 しばらくして「お次の方」と声を掛けられ、店員さんと視線を合わせて空いた席を確認し、足早に座ります。
 座った途端にご飯、味噌汁が渡され、続けて熱いお茶。
 ご飯の多め少なめは言えば対応して頂けますが、この席案内と配膳のタイミングが分かっていないと声を掛ける間もありません。
 箸立てがぽつりぽつりとしか用意されていないので、遠い席に座った人は届かないなぁと思っていたら、店員さんがとって渡していました。

 お茶を一口飲んだところで「はい、どうぞ」ととんかつ、料理が一種類しかないから先行して揚げているんですね。
 山盛りの千切りキャベツに寄りかけられているとんかつ、卓上の調味料は特製ソースと洋辛子だけですので、特製ソースを回し掛け、洋辛子をお皿に添えて。
 1センチはある分厚いロース肉は軽く塩胡椒、卵黄、パン粉とあくまでも肉の味を生かしたとんかつ、これは旨いなぁ。
 ソースは少な目にして正解、洋辛子は色づけ程度でお馴染みさんと思われるお客さんは誰も使っていません。

 ご飯はおひつに用意してあり、やや柔らかめに炊きあげられていました。
 卓上にはお新香がサービスっぽく置かれていますが食べると100円のはずです。誰も食べていないし自分も食べていないので推測ですが。
 キャベツでも十分にご飯が食べられるので、最後、ご飯が足りなくなりましたがお代わりするほどではありません。
 シジミの味噌汁はとんかつの味噌汁として定番で、美味しく頂きました。
 ご馳走様でした、神保町にいる間にヒレカツを食べたいなぁ。

 ふらっと秋津へ、これからも毎月来ることになるので、この辺の立ち飲み居酒屋には全部行ってやろうと行き洩れがないように「一番東側から」とローソンの脇から入ってみたけど、立ち飲みどころか飲食店が全くなく真っ暗な道。
 かなり狭い範囲でお店が展開しているのを確認して(負け惜しみ)、1店目に選んだのはもつ家、Rettyにも食べログにも登録されていないけどそのままにしておこう。
 完全立ち飲み店で混雑している店内の奥を見渡すとスペースがあるのか無いのか分からない、店員さんに視線を向けると「こちらへどうぞ」と声を掛けて下さいました。

 空いているようにはとても見えませんが、「すみません、すみません」と先客さんに声を掛けて背中と壁側を空けてもらいながら足を進めると、何とか1人分。
 その後もお客さんを入れ続けるので、どんどん1人分のスペースは減るばかり。
 20人は入れそうですが全て1人客、店員さんが話し相手になるというわけでもないし、皆さんプロの飲み手ですな。
 開口一番「ナマください」と声を掛けたら「ウチはビンしかないんだけど」と、「じゃあビンで」なんて受け答えをしている素人飲み手の私。
 初めてのお店での正しい注文の仕方は「(大声で)ビール」か「(ぼそっと)サケ」ですな、勉強になります。

 つまみに牛すじ(アキレス)2本150円をお願いすると「はい、650円」と言われました、前金制なんですね。
 瓶ビールを手酌で注いで、今夜は秋津で一人お疲れ様会、店内は「姿勢を正すとは心を正すこと」などの貼り紙だらけですが読んでいるのは私だけですな。
 コップもビールもほぼ常温ですが常温さでなければこの味は出せないでしょう。
 すぐに牛すじ、味噌と辛子が添えられていましたが、特に何も付けずに食べると柔らかすぎて溶けてしまって。
 絶妙ですな、ブラインドで食べたら何を食べているのか分からないくらい美味しい。

 しばらくしてレバー、ナンコツ、いずれも塩で110円。
 店先で焼き鳥のお持ち帰りをやっていて、その焼き鳥をメインにして立ち飲みをやっているのかと思ったら、焼き鳥を頼む人はまばら。
 立ち飲み屋にしては焼き時間10分はあり得ないけど、小ぶりながら「こんな店でこんな値段で」な味と焼き具合、座って純米酒のアテにじっくり味わって食べたいですね。
 ビールを飲みながら店内を見渡すと、立ち飲みの注意事項(確か)が書かれたボードがあって、大声は止めてね、とか、泥酔は止めてね、とかに続いて「1時間に3杯まで」とあって。
 覚えておくことにします。

 ビールを飲み終わってビールだけではなんなので、ホッピーが苦手な私は日本酒300円、合わせてポテトサラダ150円。
 日本酒は常温と冷やがあったのですが、常温を頼むと、棚に置かれた紙パックに入った鬼ころしをどくどくっと注いでくれました。
 大吟醸も純米吟醸も山廃仕込みも大好きですが、同じくらい好きな2級酒(今は等級で分けていません)、お店の数だけお店に似合うお酒がある。
 湯飲みに一合以上注がれ、ゆっくりと楽しみます。
 ポテトサラダはカップに取り分けられて冷やされているので、何とも。
 30分ほどでお会計、って前金制だから会計はないのか、ご馳走様でした。

posted by ふらわ at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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