飲み屋の女性店主を狙い、性的暴行繰り返した前科22犯

1カ月間に3回、女性1人で経営する店を狙い、殴打した後性的暴行

法律施行前のため電子足輪の装着対象にならず

 一方、A容疑者は先月末にも、京畿道安山市の飲み屋で、女性店主に対し似たような手口により性的暴行を加えた疑いが持たれている。14日の事件で、A容疑者は犯行現場から逃走したが、通報を受け捜査に着手した警察に逮捕され、現在取り調べを受けている。

 A容疑者は1993年3月に江原道江陵市、同年10月と2001年6月にソウル市、05年11月に束草市で性的暴行事件を起こしていたことが、警察の調べで分かった。A容疑者はいつも似たような手口で、女性が1人で経営する飲み屋をターゲットにした。1993年の事件では懲役3年、2001年と05年の事件ではそれぞれ同4年の判決を受け服役し、09年11月に出所した。ところが、10年4月に暴力事件で再び収監され、昨年7月に出所した。出所してすぐ、再び犯行に及んでいたというわけだ。

 警察はA容疑者に、さらに余罪があるものとみている。束草警察署の関係者は「1982年以降、各種の犯罪で刑務所に出入りを繰り返したため、住所も一定ではなかった。最後に出所してから1年ほどたっていることから、ほかに犯行に及んでいた可能性もあるため、A容疑者のDNAを国立科学捜査研究院に送り、似たような事件に関与していないか、調べを進めている」と説明した。なお、A容疑者は2008年に施行された電子足輪法の適用対象になっていないため、電子足輪を装着していなかった。

 A容疑者は独身で、束草市に姉と弟が住んでいるものの、行き来はなかったことが分かった。

束草= 洪瑞杓(ホン・ソピョ)記者
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