ネット上でリアルタイム映像を見ることができるライブカメラ。
その中でも、いまや世界一注目されていると言ってもいいのが、福島第一原発の1〜4号機を間近に映した「ふくいちライブカメラ」だろう。
現在の場所に設置されたのが5月31日。東京電力のホームページから24時間見ることができるとあって、多くのネットユーザーたちが原発の様子をウオッチし続けている。いまだに各原子炉が予断を許さない状態が続いているため、建屋に少しでも異変が確認されると、たちまちネット上では大騒ぎになる。
4号機から白い水蒸気のようなものが立ち上ると、すわ水蒸気爆発の前兆ではないか、と東電やマスコミに問い合わせが殺到。最近でも、9月2日に4号機が赤く燃えているように見えたり、同5日には4号機の奥あたりで謎の閃光が映ったなどとして、話題になった。
「4号機では、高温の使用済み核燃料が貯蔵プールに残ったままなので、プールの水が蒸発して水蒸気が見えることはよくあります。夜間でもよく映るように、カメラの感度を上げていますので、作業中に建屋をライトアップしただけでも、火事のように見えるのです。決して不測の事態ではありません」
こう説明するのは東電関係者。しかし、原発事故後、東電側は多くの事実を隠ぺいしてきただけに、ネットユーザーたちが不安に駆られるのも無理はない。ライブカメラのメンテナンスのために一時的に配信を止めただけでも「原発でとんでもないことが起きているからカメラを止めた」と批判される始末だ。
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続きは『劇画マッドマックス』(2011年11月号)で
取材・文 隆青