この夏、みなさんはどんな思い出ができましたか?
海、花火、BBQ・・・と楽しいイベントが盛りだくさんの夏。
いつまでも夏休みが続いてほしいと思っていた子どもの頃と同じように、大人になった今でも夏の終わりは何となく寂しい気持ちになります。
そんなセンチメンタルな気分に浸ってしまいがちな今の時期ですが、まだこれから楽しめる夏のイベントも!
そのひとつが、今週末・25日と26日の2日間にかけて開催される「麻布十番納涼祭り」
地元の人だけではなく、沢山の人出で賑わう麻布十番の夏の風物詩です。
昨年は震災の影響で中止とされたため、2年ぶりの開催となる今年の夏。
今回は、夏恒例イベントを直前に控えた街の風景をご紹介します。
麻布十番駅前から広がる「麻布十番商店街」を中心に開催される、麻布十番納涼祭り。
商店街入り口に位置する駅前交差点には大きな幟と
商店街内にも幟や沢山の提灯で装飾され、既にお祭りモードの街並みが広がっています。
"高級住宅街"や"上品でお洒落な街"という印象が強い麻布十番ですが、実は江戸時代からの歴史が続く下町。
この麻布十番商店街は、300年以上の歴史があるのだそうです。
現在は、100円ショップ・マクドナルド・スーパーマーケットなどの馴染みのあるチェーン店や
"六本木ヒルズのお膝元"に位置する商店街でありながら、ワンコインで帽子やストールを購入することができる庶民的な商店、
ミシュランで星をとった高級店や、オシャレなショップが並ぶ洗練された街並みも見られ、
1865年創業の豆菓子店「豆源」などの江戸時代から続く、下町情緒が感じられる老舗があったりと、新旧さまざまな店舗で構成されています。
商店街内にある多目的広場「パティオ十番」
お祭り当日にはコチラのスペースで「ステージ10Bang」というショーが開催されるそうです。
この広場には「きみちゃん像」という女の子の像が建っています。
"きみちゃん"とは、童謡「赤い靴」の歌詞のモデルとなった、この地にゆかりのある女の子。
母親と離れ離れになり、寂しい生涯を送ったそうです。
この像は、そんな"きみちゃん"の悲しい実話から、今の自分たちの幸せに感謝し、母と子の愛の絆を託して建てられたそうです。
例年は種類豊富で大規模な屋台出店だった麻布十番祭りですが、今年は露天商の出店はなく、商店主による「商店街のおまつり」となる予定です。
これまでよりは出店数が減少しますが、和食・中華・洋食問わず、評判の良いお店が点在している麻布十番商店街。
名高いお店の出店を食べ歩きがすることができるので、グルメな人にもオススメのお祭りです!