2009年11月30日

タイムスへの投稿『政治倫理抵触疑われないか』(1)

土曜日の桐生タイムスに以下のような市民投稿がありました。

『政治倫理抵触疑われないか』
 7日付桐生タイムスに議員政治倫理条例案見送りとの報道があった。その中である会派から「自分たちの首を絞めるのではないかなどの意見があり、まとまらなかった」とあった。その会派の様子をありのまま報告したのであろうが、市民からすればとんでもないことだ。
 市民のために公平、公正たるべき議員が、政治倫理にふれることをやっていると疑われかねない発言ではなかろうか。早急に事実を明らかにしてもらいたいものだ。
(桐生市、男性56歳)

 というのがありました。リクエストにお答えして一部ですが、事実を報告します。

 その前にまず、「政治倫理」とは何でしょう。

 「地方自治・地方分権調査特別委員会(寺口正宣委員長)でたたき台としている案によると、「桐生市議会議員が市民から市政に関する厳粛な信託を受けた市民全体の代表者であることを自覚し、その信頼にこたえるため、議員が守るべき事項を定め、公正明朗な議員活動に取り組むことを目的とします。」とこれを目的としています。素晴らしい目的ですね。

 そして次ぎに掲げる倫理基準を遵守しなければならないと九つの基準を明記しています。

例えば、
(1)市民全体の奉仕者として、名誉と品位を損なうような一切の行為を慎み、その職務に関して不正の疑惑をもたれる恐れのある行為をしてはなりません。

・・・とあります。そうですよね。その通りです。

 とすると、視察に行き、しかしタクシーを待たせ視察を途中で退席してどこかへ行ってしまった議員がいます。幾井俊雄議長と福島賢一議員です。視察は公費使用の公務ですから、幾井俊雄議長と福島賢一議員はこの時点で政治倫理に反するでしょう。また、この町への視察受け入れ条件は「まちの宿泊施設の利用」がありました。が、彼らはこのまちに宿泊していません。つまり、視察受け入れ条件を満たさなかった、約束違反をしています。これも、視察を受け入れてくれたこのまちに対する裏切り行為で、政治倫理に反するものではないでしょうか。

 また、名誉と品位を損なうような一切の行為を慎まなくてはならないとなると、視察先で夜の2次会や3次回の席でも、卑猥なダンスを踊ったりすることも条例違反になるのでしょうか。
posted by 由紀 at 12:32| 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

タイムスへの投稿『政治倫理抵触疑われないか』(2)

また、
(8)自己の持つ権限もしくは地位により、職員の公正な職務を妨げ、その権限を不正行使するよう働きかけをしてはなりません。

・・・とあります。
 そうすると、幾井俊雄議長は、私が議会から資料請求を要請しているにもかかわらず、私の資料請求だけを差し止めしています。公平、公正な議会運営を議長自らしていません。これも議長という権限を不正行使するよう働きかけるどころか、自らの権限・地位を不正行使しています。議員倫理に反する行為でしょう。ちがいますか?

最後の
(9)議員の発言又は情報発信(チラシ及びインターネット等)においては公正公平にして確たる事実に基づくものでなくてはならず、他者の名誉を棄損し人格を損ない、不信をあおる行為をしてはなりません。また第3者をして同様な行為を行わせては行けません。

・・・とあります。

 ならば、事実に基づかない情報発信をした議員はどうなるのでしょうか。私は、7月に近藤議員が亡くなった件に関して、たくさんの市民の方々から、確たる事実に基づかない情報を議員達がたーくさん発信したという情報を得ています。

 さらに、議員という立場を利用して、「庭山のことを応援するようなら桐生市の中で文化活動をするのに支障がでてくるぞ」と市民を脅かした議員が複数いることも情報として得ています。

 公僕という立場の議員が市民を脅かすとは度胸が良い。こういうのは、議員倫理条例に違反にはならないのですか?

 さらに、先の9月議会では、私や星野議員の一般質問の際に退席した議員がいますし、西牧議員の一般質問の際には本会議をボイコットした議員がいます。私はこういう議員も政治倫理に反していると思っています。

 そうでないというなら、本会議を退席したり、ボイコットしたりした理由を市民に公正明朗に説明してください。

 これは一部ですが、これが桐生市議会の現実です。

 市民の皆さまが選挙で選んだ『議員』であり、この議員が選んだ『議長』です。

 この「条例を作ると自らの首を絞めかねない」とご発言された会派の中で、誰がどのような考えで発言したかは全く分かりませんが、議会に2年半在籍している私としては、「うたがわれてもしかたないんじゃないですか〜」と思っています。


 あ。あまり書くと、本当に議員倫理条例が出来なくなってしまうのでこのへんにしておきましょう。
posted by 由紀 at 12:32| 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月28日

職員の退職金・残業代・給与カットについて(1)

 私は、幾井俊雄議長に資料請求を差し止めされていますので、先の9月議会で当局に欲しいデータを質問し、答弁で情報を得ました。

 その一部を整理すると、平成19年度から21年度における退職人数と退職手当・退職債権については、

<<平成19年度予算時>> 
退職予定者数 60人 
退職手当支給総額 約15億5000万円
退職手当債 約11億3000万円

<<平成19年度決算時>>
退職予定者数 71人 
退職手当支給総額 約18億2000万円
退職手当債 約11億3000万円

------------------------------------------------------------------

<<平成20年度予算時>> 
退職予定者数 46人 
退職手当支給総額 約11億9000万円
退職手当債 約8億5000万円

<<平成20年度決算時>>
退職予定者数 55人 
退職手当支給総額 約14億1000万円
退職手当債 約8億2000万円

------------------------------------------------------------------

<<平成21年度予算時>> 
退職予定者数 61人 
退職手当支給総額 約15億5000万円
退職手当債 約9億8000万円

<img src="http://www.geocities.jp/satage12345/tainiwa.jpg">
posted by 由紀 at 13:30| 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

職員の退職金・残業代・給与カットについて(2)

 桐生市の人件費の総額は約120億円です。桐生市一般会計の歳出入平均は約450億円ですから、4分の1近くが人件費と言うことになります。そして退職金の平均金額は約2500万円で、最高金額は3000万円を超えます。

 この表から分かるのは、毎年10人前後退職者人数が増加していることです。そうすると今年度は60に予定ですから70人くらいになるのでしょうか。そうすると、(平均退職金)×(増加予想の10人)=2億5000万円増加すると言うこと。支払うであろう退職金総額は、18億円を超えそうですね。これにともない、退職債はどのくらい増額されるのでしょうか?10億円はかるく超えそうですね。

 先の9月議会で深澤満財政部長は、「退職債は過去の議会でも答弁しているし、予算書にも明記してある。従いましてそういうことでご理解を頂ければと思います」とか、「市民の理解ということですが、私どもも『議会の方へご提案をさせていただいて、後議決を賜っております」と言っています。

 つまり、「議会の議決を得ているから市民の理解を得ている」と深澤満財政部長は申しております。

 しかし、私がこの退職債の話をいろいろな市民の方にお話ししたり、ブログに書いたり、このことについて書いたペーパーを配布すると、全くと言っていいほど、市民の理解は得られていません。

 唯一、「今退職する職員さんは、退職債を組むと言うことでいろいろ言われてかわいそう」というメールが来ました。この方の父上様は元桐生市職員で退職して数年だそうです。

 先に、国家公務員に準じた人事院勧告に従ったほとんど満額の給料と退職金を手にして退職し、退職した職員・あるいはそのファミリーが、ヒトゴトとして「かわいそう」と言っています。

 さて、退職債を組めるのは10年間です。この後はどうなるのでしょうか?退職債が組める間に退職する方々から、近い未来「かわいそう」と言われるのは、・・・・・・。想像してください。
posted by 由紀 at 13:29| 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

職員の退職金・残業代・給与カットについて(3)

 次ぎに、時間外勤務手当と給与カットについて。

 平成19年度は、群馬県の県議選や知事選、桐生市の市長選・議員選、さらには衆議院選挙もあったため、時間外勤務手当は約2億3000万円でした。

 平成20年度は、時間外勤務手当は1億2000万円だそうです。

 そして時間外勤務の多い職員の部署は、
平成19年度は、
第1位 秘書課
第2位 建築住宅課
第3位 学校教育課
第4位 下水道課
第5位 文化財保護課

平成20年度は、
第1位 後期高齢者医療広域連合への派遣職員
第2位 秘書課
第3位 建築住宅課
第4位 観光交流課
第5位 福祉課

・・・だそうです。

 どうして、秘書課と建築住宅課は時間外勤務が多いのでしょうね?

 

 次ぎに、職員は給与カットをされています。平成16年から管理職手当をカットしているそうで(質問していないのに、答えてくれました。こういうことは積極的にPRするようです)、平成20年度は、総額1億5000万円削減効果額があったと言うことです。

 うーん。この給与カット総額1億5000万円は、時間外勤務手当の1億2000万円に近い金額ですね。これでは、せっかく給与カットしても、残業している職員さんに循環しているように見えます。

 「いえいえ。そんなことありません。給与を削減しなければ、もっと人件費がかかるのであって、効果はあるものと考えます」・・・という答弁が聞こえてきそうです。
posted by 由紀 at 13:28| 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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