まだまだ夏らしい日々が続いていますが、
こんな時に、乾いた喉を潤わしてくれるのが
夏の定番飲料、「麦茶」だと思うんですよね。
前回、富士食品の「昔のむぎ茶」の検査で
19ベクレルを叩きだし、今年の夏の麦茶は、
気を付けた方が良いという話をしましたが、
世の中の人は、「その商品は汚染されて
いるかもしれないけど、他のは大丈夫」と
勝手に思っていたりするものなので、今回は、
麦業界大手の「はくばく」さんが発売している、
こちらの麦茶を検査することにしました。
「水出しでおいしい麦茶」。
この麦茶は、「カフェインゼロ」をウリに
していますので、乳幼児に飲ませることも
多いかと思うのですが、カフェインゼロでも
セシウムゼロでなければ、意味がない!
外装には、「国内産六条大麦100%」と
書かれており、外国産の大麦を使うよりは、
国内産の方が安全だと思って買う人たちも
少なくないでしょう。
しかし、もし麦茶が汚染されていた場合には、
わざわざ水の中にセシウムを溶かし込もうと
入れるようなものですから、セシウム検査で、
十分な確認が必要です。
実際に、液体と一緒に飲まれるものは、
1リットル飲んで数ベクレル程度でしょうが、
部活だったり、あるいは、乳幼児に頻繁に
飲ませているのだとしたら、考え直すべき。
気になる検査の結果は、こうなりました!
21ベクレルです。
やはり、国産大麦を使用している麦茶は、
だいたい20ベクレル前後の汚染があると
考えても良いかもしれません。
どうしても麦茶を飲みたい場合には、
カナダ産の大麦を使った麦茶もあるとの
ことですから、「国内産」と書かれたものは、
なるべく控えた方が良いと考えられます。
今年の夏の麦茶は、
特に注意が必要です。
小さなお子さんに飲ませようと思っているなら
十分に気を付けていただきたいと思います。