AKB48 消滅回避の新戦略
【芸能】
前田敦子が“卒業”
“絶対的エース”といわれている割に、ソロの主演ドラマや映画は大して話題にならなかった。抜けても大した穴ではなさそうな気がするが、数字を見れば一目瞭然。昨年の「選抜総選挙」の獲得票数は13万9892票。人気上昇中の“さしこ”こと指原莉乃の約3倍。消えるのは痛い。
「前田が抜けることで、総選挙に行くような熱心なファンだけではなく、小・中学生のファンも距離を置き始める可能性があります。何となく“あっちゃんカワイイ”でAKB48を応援してきた層。この支持が得られなくなると、バラエティーの視聴率が下がったり、雑誌の販売に響きかねない。AKB側もそれを恐れているかもしれません」(アイドルに詳しいライターのブレーメン大島氏)
最近はほかのアイドルも猛追している。特にAKB48にメンバーを送り込んでいない芸能プロのグループは気合十分だ。スターダストプロモーションの「ももいろクローバーZ」、アップフロントエージェンシーの「スマイレージ」などがそれで、露出が増えている。
ウカウカしていると埋没しかねないから必死だ。
「AKB48は名前を変えてもグループを残す戦略です。姉妹ユニットに名古屋のSKE48、大阪のNMB48などがありますが、今月24日に松井珠理奈、渡辺美優紀というそれぞれのエース級をAKBにレンタル移籍させました。“模様替え”はファンを飽きさせないために秋元康氏がやるお決まりの手法。最終的にオールシャッフルして『JPN48』、つまり全日本48を作ろうとしている公算は大。この仕掛けで、あと5年は生き残るでしょう」(前出のブレーメン大島氏)
JPN48のセンターで前田が電撃復帰――。そんなシナリオもあり得る。