ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
トップページ > 県政ニュース > 「地域の災害時外国人支援体制づくり事業」がスタートします ―埼玉県多文化共生推進プランに基づく新規取組―

県政ニュース

「地域の災害時外国人支援体制づくり事業」がスタートします ―埼玉県多文化共生推進プランに基づく新規取組―

印刷用ページを表示する 掲載日:2012年8月24日更新
部局名: 県民生活部
課所名: 国際課
担当名: 多文化共生・NGO担当
担当者名: 山崎 堀
内線電話番号:2715
直通電話番号: 048-830-2717
Email: a2705-03@pref.saitama.lg.jp

 埼玉県では、新たな「埼玉県多文化共生推進プラン」に基づく新規取組として、今年度、地震の体験や防災知識がなく日本語も十分理解できないため、災害時に逃げ遅れたり孤立しがちな外国人を支援する「地域の災害時外国人支援体制づくり事業」を実施します。

 同事業は、東日本大震災を踏まえ、今後首都圏で大震災などが発生した場合に外国人が災害弱者とならないよう支援するものです。

 行政、公益法人、NPO法人、大学が連携して「災害時外国人支援体制づくり協議会」を設置し、防災訓練・避難所訓練等を実施するほか、災害ボランティアの養成や外国人緊急カードの作成などを行います。

 第1弾として、外国人も参加する北本市の防災訓練や宮代町の避難所宿泊訓練など、地域の外国人と日本人が連携して取り組む防災対策事業を実施します。

 

●地域の災害時外国人支援体制づくり事業

   1 事業全体の概要

  (1)同じ地域に住む外国人と日本人が共に災害について考え、地域連携を促進する事業

    ア 地域の外国人と日本人の意見交換会の開催

    イ 市町村実践モデル事業

      ・防災訓練・避難所宿泊訓練、災害対策講座等の開催

  (2)災害時外国人支援ボランティアを育成する事業

    ア 「やさしい日本語」について学ぶセミナーの開催

  (3)外国人の防災知識の向上と、災害時の行動を助ける事業

    ア 外国人災害時緊急カード作成

    イ 外国人防災ガイドブック作成

 2 実施事業

  (1)北本市 外国人も参加する防災訓練

    ア 日時 平成24年8月26日(日)9時~11時

    イ 場所 北本市立西中学校校庭・体育館

    ウ 内容 応急救護訓練、119番通報訓練、消火訓練、炊き出し訓練等

  (2)宮代町 避難所宿泊訓練

    ア 日時 平成24年9月29日(土)16時~30日(日)8時

    イ 場所 宮代町立百間小学校体育館

    ウ 内容 避難所設置訓練、炊き出し訓練

          防災研修会(講師:(特活)キャンパー代表理事 飯田芳幸氏)

  (3)上尾市 外国人が語る東日本大震災講演会と災害対策講座

    ア 日時 平成24年10月8日(月・祝) 講演会 11時~12時

                              講 座 13時~15時

    イ 場所 上尾市文化センター

    ウ 内容 外国人が語る東日本大震災講演会(講師:ダニエル・カール氏)

            災害対策講座(講師:(特活)キャンパー代表理事 飯田芳幸氏)

  (4)災害時に役立つ「やさしい日本語」セミナー

    ア 日時 平成24年12月10日(月)10時~15時30分

    イ 場所 大宮ソニックシティ国際会議室

    ウ 内容 「やさしい日本語」の講義、実践

          (講師:大東文化大学講師 前田理佳子氏)

  3 実施主体

    「災害時外国人支援体制づくり協議会」

    参加団体:(財)埼玉県国際交流協会、(特活)ふじみの国際交流センター、

              (特活)キャンパー、上尾市、北本市、宮代町、埼玉大学、埼玉県 

     4 地域の災害時外国人支援体制づくり事業のページ

    http://www.sia1.jp/saigai.html

 

■参考情報

 ●埼玉県多文化共生推進プランの概要

 新たな「埼玉県多文化共生推進プラン」は、日本人と外国人が共に地域社会を支え、共に歩む県づくりを目指して今年7月に策定したものです。

 多文化共生を進める上での課題を、外国人住民のコミュニケーション能力不足の「ことばの壁」、外国人住民の生活不安等の増大の「制度の壁」、日本人と外国人住民が共に地域社会を支え合う意識の不足による「こころの壁」の3つに区分しています。

 これらの3つの壁を解消するため、外国人住民の自立支援や社会参加を促進する施策を実施します。

 同プランでは、新規の取組として、災害関連の事業のほか、研究者や技術者、留学生などの高度外国人材を「多文化パワー」として積極的に取り込み活用する事業も行っていきます。

 1 計画期間

  平成24年度~平成28年度

 2 基本目標

  日本人と外国人住民が地域社会を支え、共に歩む県づくり

 3 施策展開

 (1)ことばを学んでもらう ─ コミュニケーション能力の向上 ─

 (2)制度を知ってもらう  ─ 外国人住民の生活不安の軽減 ─

 (3)自立・社会参加と多文化パワーの活用 

                ─ 外国人住民の地域参加支援と高度外国人材の活用 ─

 4 基本指標

 (1)外国人の支援を行うボランティアの登録者数

      4,697人(平成22年度末)→ 6,700人(平成28年度末)

 (2)彩の国さいたま国際交流・協力ネットワーク加盟団体数

     194団体(平成22年度末)→ 314団体(平成28年度末)

 5 県民コメントの結果

 (1)意見募集期間

     平成23年11月10日(木)~平成23年12月9日(金)

   (2)意見提出件数

    16件

 (3)意見の反映状況

   ア 意見を反映し案を修正したもの            3件

   イ 意見の趣旨は案に盛り込まれているもの  7件

    ウ 意見の趣旨は実施段階で参考とするもの  6件

 6 埼玉県多文化共生推進プランのページ

    http://www.pref.saitama.lg.jp/site/keikakutoukei/tabunkaplan.html