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'12/8/24

広電が路面電車値上げ検討


 広島電鉄(広島市中区)が来年に、路面電車の運賃の値上げを検討していることが23日、分かった。市内路線は150円から20〜30円上げる方向。老朽車両の更新費用に充てる。実施されれば16年ぶりとなる。

 広島、廿日市市などの全8路線でそれぞれ20〜30円アップ。白島線を除く市中心部は、現行の150円を170〜180円とする方針でいる。中国運輸局に来年申請し、審議会への諮問などを経て同年の実施を目指す。

 運賃は、1997年に市内路線で130円を150円に上げて以来、据え置いてきた。値上げにより、2027年までに40編成を超低床車両に更新したい考えで、電停のバリアフリー化も進める。

 同社の車両124編成のうち48編成が、製造から45年以上経過。更新は1編成2億〜3億円かかり、現行運賃では難しいという。

 越智秀信社長は「安全な運行を確保し、より便利なサービスを提供するため、利用者に理解を求めていきたい」としている。




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