サムスン電子に勤める博士数、5000人目前

 サムスン電子に勤務する博士の数が、間もなく5000人を突破する見込みだ。

 サムスン電子は23日、博士の学位を持つ役員・社員の数が昨年末基準で4500人に達したと発表した。過去10年間で4倍以上に増えた訳だ。2000年の時点で1000人程度に過ぎなかった博士号保持者は、05年には2700人に増え、その後も増加傾向を示した。

 今年も300-400人の博士を採用する計画で、来年には博士の数が5000人を超えると見込まれている。事業部別でも、かつては半導体が中心だった博士号保持者の存在が、今ではテレビ・携帯電話などグローバルな競争力が高まったほかの部門にも均等に拡散する傾向を示している。

 サムスン電子の「博士5000人時代」は、高級技術要員の採用拡大とグローバルな立場の上昇がうまくかみ合った結果と解釈されている。博士の学位を持って入社した場合、おおむね課長クラスの職階が与えられる。大卒新入社員の場合、社員・代理としてそれぞれ4年ずつ、計8年勤務しなければ課長にはなれない。サムスン電子の関係者は「今はグローバル競争時代なだけに、専門性を備えた博士の拡充のため努力している」と語った。

卓相勲(タク・サンフン)記者
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