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【サッカー】ヤングなでしこ仲田 汚名返上よ オウンゴールの悪夢払しょく2012年8月24日 紙面から
U−20女子ワールドカップ(W杯)1次リーグ第2戦でニュージーランドと引き分けたヤングなでしこは23日、第3戦のスイス戦(26日・国立)に向けて、東京・秩父宮ラグビー場で約1時間半、ランニングなどで調整した。NZ戦で痛恨のクリアミスからオウンゴールを献上したMF仲田歩夢(なかた・あゆ、19)=INAC神戸=は「チャンスがあれば挽回できるように自分のプレーを出したい。目指すのは得点」と、聖地でのリベンジを誓った。 「思い返すと『なんで、あんなことに…』って悔しくなる。ショックというか、嫌になるので思い出さないようにしているけど…」。悪夢を振り返る仲田の目は、一夜明けても少しだけ潤んでいるように見えた。 NZ戦の前半11分だった。相手CKのこぼれ球に仲田は即応したが、利き足とは逆の右足で蹴り上げようとしたボールは自軍ゴールに吸い込まれた。まさかのクリアミス、よもやのオウンゴール…。「あんな経験はほとんどなくて慌ててしまった」。気が動転して、その後のプレーでも精彩を欠いた。同29分に交代を命じられると、ベンチで悔し涙を流した。試合後の取材エリアでも涙のしずくがほおを伝い、宿舎に戻っても涙は止まらなかった。 それでも、仲田は「これが実力」と懸命に失敗を受け入れ、「自分でやったことなので逃げてはいられない」と顔を上げた。この日は控え組のミニゲームに出場し、積極的にミドルシュートを狙った。ポニーテールを揺らしながら、激しい守備も披露した。仲田の「反攻」は、すでに始まっている。 チームメートに励まされ、家族からは「切り替えて」と激励メールが届いた。「聖地」でのスイス戦には、実家のある山梨から両親や友人が応援に駆けつけるといい、仲田は「目指すところは常にゴール。ゴールを目標にしてサッカーをやっている」。悔し涙を流した分、美人レフティーは強くなってリベンジする。 (松岡祐司) PR情報
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