飲酒運転:熊本市、撲滅宣言 各職場で独自ルール策定 /熊本
毎日新聞 2012年08月23日 地方版
熊本市職員による飲酒運転が相次いでいることを受け、市は22日、飲酒運転撲滅宣言をした。
宣言主体は全職員で▽飲酒運転しない▽少しでも酒が残っていると感じたら運転しない▽飲酒後少なくとも8時間は運転しない▽周囲の人にも気を配って飲酒運転を許さない−−の四つを順守項目としている。市は各課内に宣言文を掲示し、終業時の庁内放送や、休前日に各職場で行う終礼で飲酒に関する注意を呼びかける方針。
市は当初、飲酒に関する具体的ルールの策定を検討していた。このため22日の記者発表では「飲酒運転しないのは当たり前のこと」とルール策定しないことに質問が相次いだ。これに対し市人事課は「業務で車を運転しないなど職場ごとに業務形態が異なる」とし、年末までに各職場で独自ルールを設けさせると説明。既に職場の歓送迎会で2次会を行わないことや、午後10時以降は飲酒しないなどのルールを設けた職場もあるという。【松田栄二郎】