県人事企画課は２１日、道交法違反（酒気帯び運転）で検挙された県土整備部技術企画課の男性主事（３３）を同日付で懲戒免職にしたと発表した。飲酒運転を原則懲戒免職とした０６年度以降、飲酒運転での処分は４人目。

　人事企画課によると、主事は５日午前１時ごろ、飲酒をした状態で乗用車を運転し、若桜町内の国道２９号でガードレールにぶつかる単独事故を起こした。事故を申告するため派出所に出向いたところ、４日午後７時半ごろから約４時間半にわたって、ビールや日本酒をコップで４〜５杯飲んでいたことも判明したという。主事は、個人的に手伝っていた民間のイベントの懇親会で飲酒。たばこを買うため、車を運転してしまったという。

　同課は「飲酒運転の撲滅に率先して取り組むべき県職員がこのようなことを起こしてしまい申し訳ない。コンプライアンスや交通法規の順守を一層徹底していく」としている。【田中将隆】