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【プロ野球】原巨人 ついにマジック30点灯2012年8月24日 紙面から
◇巨人4−2ヤクルト巨人が1分けを挟んで5連勝。優勝マジック「30」を点灯させた。0−2の4回に高橋由の適時二塁打と古城の中前適時打で追い付き、さらに2つの押し出し四球で勝ち越した。西村が20セーブ目。ヤクルトは3連敗。 ◇ 杉内離脱のショックは勝利の味が吹き飛ばしてくれた。巨人は左肩違和感の杉内に代わって先発した小野を3回でスイッチする荒療治で5連勝。15日の中日戦(ナゴヤドーム)でマジック点灯の可能性が生まれてから苦節8試合目にして、ついに優勝へのマジックナンバー30が点灯だ。 2点差を追いついた4回、早くも原監督が動いた。1死一、二塁の勝ち越しチャンスで小野に打順が回ると、迷わず代打矢野をコール。その矢野が左前打でつなぐと、長野、坂本の押し出し四球で決勝点をもぎ取った。「本当は(小野に)完投させたかったんだけど」とちゃめっ気たっぷりに交代機を振り返った原監督。「ビハインドから非常に価値のあるゲームになった」と大満足で球場を引き揚げた。 勝利だけにこだわった指揮官の“割り切り采配”が当たりまくっている。内海、杉内、沢村、ホールトンの4本柱に対しては試合を任せているものの、これ以外の投手が先発した日はとにかく交代の決断が速い。首位快走の余裕からか「チャレンジ枠」と位置付けて若手を積極的に起用。小山が3回、笠原、田原、江柄子、小野が各1回先発しているが、5イニングを投げきったのは8日の阪神戦(東京ドーム)の小山だけというのが実情。ただ、この早めの継投が勝利に直結。敗戦を想定に入れる試合で、6勝1敗と逆に貯金を積み上げている。 谷間の投手すら打ち崩せない他球団も情けないが、これでセ・リーグで唯一負け越していたヤクルトとの対戦成績も7勝7敗3分けの五分に戻した原巨人。あとは3年ぶりのゴールに向かって突っ走るだけだ。 (臼杵秀之) PR情報
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