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革新無党派さんへ
第2次世界大戦に対しての歴史評価は別として、少なくとも新聞は明確にその時戦争を支持していました。それも、軍部に脅されて無理やり書かされていたとはとても思えないほどで(個々人で抵抗した人は別、総体としてはね)私は仮にあの戦争を裁くとしたらマスコミの責任って異様に大きいと思いますよ。ついでに言えば、まあ今は私は朝鮮総連批判してますけどね、帰国事業については、新聞が(朝日から産経まで)在日コリアンが北朝鮮に行くことは基本的に良いことだ、という報道一色だったことの責任って実は相当大きい。その時はわからなかったのはしょうがないけど、その後、80年代、90年代に至るまでほとんど報道も安否調査もやってこなかったしねえ。これは軍国主義とかじゃなくて、マスコミという媒体に必然的に付きまとう悪しき性格だと思います。それを知った上で、マスコミを注意深く読み、また運動家はマスコミとうまく付き合うことしかないんじゃないかな。実際、新聞は問題あるけど、週刊誌メデイアやネットメデイアに比べたらまだまだある水準と常識も守られてもいるから。テレビはスポーツ以外ほとんど見ないのでわからん。
もう一つ野間さんへ
もう誰も覚えていないでしょうが、まっぺんさんへの返答として、反原発、脱原発は、従軍慰安婦であれ沖縄問題であれ脱北者問題であれすべてにつながっている、ともし問われれば答える、という趣旨のレスを返しておられましたが、まあほかのことはともかく脱北者までつなげなくても(たぶん、こういうのは討論の中ではまあちょっと筆が滑るという程度のことでしょうが)。これもまあどうでもいいことですけどね、北朝鮮問題には全然興味がない人もデモの中には多いと思うし、中には、もしかしたら私と正反対の北朝鮮評価をしている方もいるかもしれない。でも反原連の呼びかけに共感して来る分には構わないわけなんでね、何でもかんでもつなげてはいかんのですよ。
まあ野間さんやまっぺんさんの善意は理解しますよ。反原発、脱原発の運動は、あらゆる社会的不正の問題と根本的にはつながるんだとお考えだと思います。この点ではお二人は一致してるんでしょう。しかしそれはあくまで『根本』ですよ。今緊急の政治的要請課題の実現を目指す運動の現場で、それを置いて世界の根本的な矛盾から議論するわけにいかんでしょ、それはそれで参加者が運動の中で学んでいけば、気づいていけばいいことです。もちろん多少ビラを撒くくらいはいいと思いますけどね、それは読む人が自由に受け取ればいい。ただねえ、私はそこに仮に参加したとして、拉致問題とか北朝鮮問題のビラはまきませんわ。それこそ下手をしたら運動に妨害になりかねない。基本的に、この問題は左派・リベラル派、エコロジー主義者(簡単に言えばね)からはじまったのですから(今はどうかわかりませんが元々はそうでしたからね)、まずその人たちの気持ちを無用に刺激することは現場では私はしません。皆さんへの批判も、また自分が取り組んでいる問題の紹介宣伝も、それは運動現場以外でやればいいんですから。
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