県内ニュース

イブニング・シックス

いわき梨の出荷始まる(08月23日)

次は「梨」の話題です。いわき市ではきょうから秋の味覚「梨」の出荷がはじまりました。JAいわき市の梨の選果場では操業開始のセレモニーが行われたあとさっそく職員たちが農家から運び込まれた「幸水(こうすい)」の選別と箱詰め作業を始めました。JAいわき市によると去年の梨は、風評被害で贈答用の梨の売り上げが落ち込みましたが市場(しじょう)への流通が増え去年は前の年より1割多い7万8000ケースが出荷されたということです。今年の梨は春先に開花が遅れたほか夏場も雨が少なかったため小ぶりなものが多いということですが甘さはたっぷりあるということです。

会津坂下町で早場米の稲刈り(08月23日)

今年の県内産のコメの出来はどうなのか。そして安全性はどうように担保していくのかきょうは会津坂下町と二本松市で早場米の収穫が始まりました。稲刈りが行われたのは会津坂下町の田んぼで育った早場米、瑞穂黄金(みずほこがね)です。今年は6月に雨が少なく低温だったことから稲の生育が遅れましたが、夏場に暑い日が続いたことで出来は例年どおりよいということです。去年のモニタリング検査で、会津坂下町で収穫された米から放射性物質は検出されませんでしたが今年は放射性物質を吸収すると言われるゼオライトを春先に田んぼに撒くなどの対策をとってきました。さらに福島県では今年収穫した米を全袋、検査することにしています。稲作農家は「全袋検査で全国で一番安全なコメを提供できる放射性物質は出ないと確信している」と話していました。きょう収穫された早場米は来週月曜日に検査を受けることになります。

聖光・岡野投手 高校日本代表に選出(08月23日)

韓国で行われる18歳以下の野球の国際大会に高校日本代表として聖光学院の岡野祐一郎投手が選ばれました。岡野選手は全国の高校球児から選ばれる7人の投手の一人として高校日本代表に選ばれ、今日は学校や保護者会などから激励金が手渡されました。岡野選手は明日大阪に出発し、調整をした上で今月28日にソウルに向かう予定です。

入札妨害事件で略式命令(08月23日)

震災復旧工事を巡る入札妨害事件で裁判所は逮捕された郡山市の職員などに罰金100万円の略式命令を出しました。略式命令を受けたのは郡山市の47歳の男性主任と62歳の建設会社社長です。男性主任は去年、市発注の「ため池復旧工事」で入札に関する価格を建設会社社長に漏らした疑いで逮捕されています。検察庁はきょう2人を略式起訴し、裁判所が即日、罰金100万円の略式命令を出しました。

今日は処暑ですが残暑厳しく(08月23日)

きょうは二十四節季のひとつ「処暑」です。厳しい暑さが和らぎ朝晩は涼しくなる頃とされていますがきょうも県内は厳しい残暑が続きそうです。猪苗代町の南ヶ丘牧場です。夏の日差しが照りつける中、動物たちも日陰を選んで休んでいました。午前11時現在の猪苗代の気温は29度2分福島では33度8分と朝から厳しい暑さとなっています。このあと福島では36度まで気温が上がる見込みで気象台は高温注意情報を出して熱中症に注意するよう呼び掛けています。ただ県内の大気の状態は不安定で今夜遅くにかけて雷を伴った大雨となるところがある見込みです。

田村市の仮設住宅で71歳男性が孤独死(08月23日)

おととい田村市の仮設住宅で1人暮らしの71歳の男性が亡くなっているのが見つかりました。死後数日が経過していて病死とみられています。亡くなったのは原発事故の影響で田村市都路町から仮設住宅に避難していた71歳の男性です。関係者によりますとおとといの朝家のテレビが数日間ついたままだったことから市の職員などが中に入り男性が玄関近くで倒れて亡くなっているのを発見したということです。死後数日が経過していて病死とみられています。男性は持病があり入退院を繰り返していて近所との交流も少なかったということです。この仮設住宅では今後週に1回程度住民同士で安否を確認することにしています。

夏休み中の子どもたちに放射線教室(08月22日)

夏休み中の子どもたちに放射線についての正しい知識を分かりやすく学んでもらおうと「放射線教室」が開かれました。教室を開いたのは福島市にある環境省の除染情報プラザです。放射線教室には夏休み中の福島市内の小中学生およそ10人とその家族が参加しました。講師は茨城県東海村で核燃料サイクルなどの研究・開発をしていた放射線の専門家河田(かわた)東海夫(とみお)さんです。教室ではまず放射線の種類や性質についての基礎的な知識をスクリーンで学びます。そして、普段見ることができない放射線が飛んだ跡を見ることができる道具を自分たちで作り、実験を行いました。除染情報プラザではあさっても教室を開き、放射線について親子で一緒に話しあう体験型のワークショップを開催することにしています。

1万ベクレル超える内部被ばく(08月22日)

自家栽培のシイタケなどを食べていた二本松市と川俣町の70歳代の男性が1万ベクレルを超える内部被ばくをしていたことが分かりました。これは東京大学医科学研究所の調査で分かったもので、男性2人は先月から今月にかけてひらた中央病院で内部被ばく検査を行いました。このうち二本松市の男性からはおよそ2万ベクレル、川俣町の男性からはおよそ1万1200ベクレルの放射性セシウムが検出されたということです。二本松市の男性は旧東和町の干しシイタケを食べていたということで、シイタケからは1キロ当たり14万ベクレルを超える放射性セシウムが検出されました。これによる二本松市の男性の被ばく線量は年間で0.85ミリシーベルトに換算されますが、医科学研究所の上昌広(かみまさひろ)医師は「健康に影響が出てもおかしくないレベルで自家栽培の野菜などは注意が必要」と話しています。

郡山市でいじめ防止対策緊急会議(08月22日)

全国的に相次いでいるいじめの問題について未然に防ぐことを目的とした緊急対策会議が2学期を前にきょう郡山市で開かれ関係機関が協力し合って対応することを申し合わせました。きょうの対策会議は間もなく始まる2学期を前に大津市の問題をはじめ深刻化するいじめを未然に防止ししていくために開かれました。郡山市では学校だけでは解決が難しい問題について医師会や児童相談所それに警察などが集まる郡山市少年サポートチームを作って活動してきています。話し合いは非公開でしたがこの中では深刻ないじめなどの報告は無かったということで相談窓口をより多くの人に知ってもらい気軽に使ってもらうことや就学指導を適切に行うことなどの意見が出されました。サポートチームではきょう出された意見を活かして小さなトラブルも見のがさずいじめを未然に防止していく事を申し合わせました。

相馬沖で毛ガニやイカなど試験操業へ(08月22日)

これまでタコやツブ貝で試験操業が行われていましたが来月から毛ガニやスルメイカなど新たに7つの魚介類の試験操業を相馬沖で行うことになりました。きょういわき市で開かれた漁業復興協議会では今後の試験操業について話し合いが行われました。このなかで相馬双葉漁協からこれまで行ったタコやツブ貝に加え生(なま)の毛ガニ、スルメイカ、ヤリイカなど今年1月以降のモニタリング調査で放射性物質が検出されていない7つの魚種について9月から1ヶ月間試験的な操業を行いたいと提案が出されました。会議ではこの案が全会一致で了承されました。一方多くの小型の船が期待を寄せるシラス漁についても計画案が出されましたが漁を行う海域や検査体制について話しがまとまらず来月以降あらためて検討することになりました。新たな試験操業については今月28日に開かれる組合長会議で正式に決まることになっています。

梨の出荷始まる(08月22日)

福島の梨の出荷の受け入れがきょうからはじまり、福島市内の共選場がオープンしました。きょうの県内も気温が上がりすでに30度を超える厳しい暑さとなっています。そうしたなか福島市の梨畑では早めに熟した幸水の収穫が行われていました。こちらの畑では2〜5日ほど収穫の時期が遅れているといいますが味はとても甘くおいしい梨に育っているということです。一方、JA新ふくしま管内の梨を取り扱う4つの共選場のうち、庭坂共選場ではトップを切って午前10時に開所式が行われました。今シーズンは猛暑で雨の量が少ない状況が続いていることから梨の大きさが少し小ぶりだということできょう共選場に持ち込まれた幸水はいつもの年より少なめとなりました。きょう選果された梨は東京や横浜のスーパーなどに並ぶ予定だということです。

盗撮目的で女子トイレ侵入 教員を逮捕(08月22日)

盗撮目的で中学校の女子トイレに侵入し、小型カメラを設置したとしてきのう玉川村(たまかわむら)の中学校教師が逮捕されました。逮捕されたのは玉川村立泉中学校・教師石井大輔容疑者38歳です。石井容疑者はことし4月、勤務する中学校の体育館の女子トイレに侵入し、小型カメラを設置した疑いがもたれています。カメラには石井容疑者の手がかりとなる映像が記録されていたということで、調べに対し「女の子に興味があった」と容疑を認めているということです。警察はきのう石井容疑者の自宅を家宅捜索しパソコンなど関係資料を押収。余罪を含めて調べを進めています。

郡山市の写真店に車が突っ込む(08月22日)

けさ郡山市で写真店に普通乗用車が突っ込む事故がありました。この事故によるけが人はいませんでした。事故があったのは郡山市久留米の写真店「デジタルコンビニ久留米店」です。きょう午前8時過ぎ、73歳の男性が運転する乗用車が店の隣にある駐車場から道路に出ようとしたところそのまま店の中に突っ込みました。店は開店前だったため人はいなく運転していた男性もケガはありませんでした。男性は「アクセルとブレーキを踏み間違えた」と話しているということです。