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中韓国交正常化20年 経済協力推進へ8月24日 0時39分
中国と韓国の国交が正常化して24日で20年になることから、23日夜、ソウルで両国の政府高官や企業家らが出席して記念行事が行われ、貿易の拡大や経済協力をさらに進めることで一致しました。
中国と韓国は20年前の1992年8月24日に国交を正常化しました。
それを記念するレセプションが、23日夜、ソウルで開かれ、中国側から張大使が、韓国側からは経済や観光を担当する閣僚や国会議員が参加し、両国の企業家ら300人近くも出席しました。
冒頭、張大使は「中韓関係は新しい歴史の出発点に立っており、発展のチャンスがある。経済貿易分野の協力の潜在力は大きく、前途は明るい」とあいさつしました。これに対し、韓国側の出席者からも、両国関係の現状を評価したり、貿易の拡大や経済協力をさらに進めることに期待する発言が相次ぎました。
中国と韓国は、ことし5月から、2国間のFTA=自由貿易協定の締結交渉を始めており、中国は、韓国からの技術の導入などに期待する一方、韓国も、巨大な中国市場への輸出の拡大を目指しています。
中国と韓国が経済関係を急速に深めているのに対し、日本は、両国との間で、FTAを巡る交渉の動きで遅れをとっているほか、尖閣諸島や竹島の問題でぎくしゃくした関係が続いており、影響を懸念する声も出ています。
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