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韓国 天皇発言“悪意なかった”
8月24日 4時10分

韓国大統領府の高官は、イ・ミョンバク大統領が「天皇陛下が韓国を訪問するなら独立運動の犠牲者に謝罪すべきだ」と発言したことについて、「悪意はなかった」と説明する一方で、竹島上陸は当然のことだと強調し、冷静になるのは日本のほうだと反論しました。

これは、韓国大統領府の高官が23日夜、記者団に対して述べたものです。
この中で、イ・ミョンバク大統領の発言について、「悪意はなかった。日本の国民の天皇に対する感情を大統領が知らなかったわけではない」と説明しました。
また、大統領の言動に対する日本側の反応については、「想像を超えた過剰反応だ」として、強い反発を予測していなかったことを認めたうえで、「日本は重要な友好国、パートナーであり、両国間の問題を解決していく認識を持っている」と述べました。
一方で、この高官は、大統領の竹島上陸を「当たり前のことだ」として、問題はなかったとする立場を繰り返すとともに、「日本は冷静になるべきだ」と反論しました。竹島問題の解決を目指して送った野田総理大臣の親書を巡っては、大統領が「自分が行ったのはトクトであって、竹島という所には行ったことがない」と述べ、これを受けて日本への返送を決めたことを明らかにしました。
そして、日本の外務省が23日、親書の返送を受け入れなかったことに対しては、「そこまでするのか」と述べ、不快感を示しました。

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