ホーム > 総合案内 > 安全登山情報 > 8月の山岳遭難発生状況(過去10年) |
過去10年間に73件93人の遭難が発生(死亡10人、負傷43人) |
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山岳名など | 発生日 | 行動人員 | 原因 | 参考 |
トムラウシ山(6件) | 平成16年中旬 | 2 | 転倒 | 黒岳から縦走中、濡れた登山道で足を滑らせて左足をひねり負傷 |
平成17年中旬 | 7 | 転倒 | 魚止めの滝手前を遡行中、足を滑らせて転倒し、左足を負傷 | |
平成18年上旬 | 1 | 道迷い | 山頂から南沼キャンプ場へ下山中、濃霧のため方向を見失い、パンケトムラウシ川に迷い込み、7日後に無事発見される | |
平成20年上旬 | 31 | 転倒 | カムイ天上付近を登山中、濡れた木の根で足を滑らせて転倒し、右足を負傷 | |
平成20年上旬 | 2 | 転倒 | 南沼キャンプ場付近を下山中、石につまずいて転倒し、左足首を負傷 | |
平成23年下旬 | 5 | 疲労 | カムイ天上付近を下山中、疲労(脱水症)のため行動不能となる | |
利尻山(6件) | 平成15年上旬 | 1 | 疲労 | 沓形コース6合目付近を登山中、脱水症で意識が混濁し倒れたもの |
平成19年中旬 | 1 | 転倒 | 鴛泊コース7合目付近を下山中、浮き石に足を取られて転倒し、左足首を負傷 | |
平成19年中旬 | 9 | 道迷い | 鴛泊コース4合目付近を最後尾に配置し下山中、道を間違えて旧道に入り込む | |
平成19年下旬 | 5 | 道迷い | 鴛泊登山口から姫沼に至るハイキングコースを散策中道に迷い、砂防ダムで溺死 | |
平成21年下旬 | 158 | 疲労 | 鴛泊コース8合目付近を下山中、疲労による体調不良で行動不能となる | |
平成23年上旬 | 1 | 転倒 | 沓形コース9合目付近を下山中、転倒して右足首を負傷 | |
カムイエクウチカウシ山(4件) | 平成15年上旬 | 8 | 転倒 | 通称「三俣」の下左岸を下山中、突然雪渓の塊が落ちてきて腰部と右足を負傷 |
平成18年上旬 | 3 | 滑落 | 九ノ沢の通称「三段の滝」をロ−プで降下中、足を滑らせて滝壺に転落して溺死 | |
平成20年中旬 | 1 | 道迷い | 山頂から八の沢へ下山の際、濃霧で下山ルートを見失い、コイボクカールで停滞 | |
平成22年上旬 | 4 | 滑落 | 八の沢カール付近を下山中、浮き石でバランスを崩して滑落し、肋骨などを負傷 | |
羊蹄山(3件) | 平成19年中旬 | 3 | 疲労 | 気温30度以上の猛暑のため9合目付近から下山したが脱水症で3合目で行動不能 |
平成20年下旬 | 1 | 疲労 | 暴風雨の中、比羅夫コースから入山したが9合目付近で疲労と悪天候で行動不能 | |
平成22年上旬 | 2 | その他(蜂刺傷) | 倶知安コース2合目付近を登山中、蜂に刺され、アレルギー性ショックで死亡 | |
旭岳(3件) | 平成18年上旬 | 1 | 転倒 | 7合目付近のガレ場を下山中、足を滑らせて転倒し、左足首を負傷 |
平成21年中旬 | 2 | 疲労 | 散策のつもりで姿見駅から入山、6合目付近を下山中に疲労のため行動不能 | |
平成23年下旬 | 2 | 疲労 | 7合目付近を登山中、疲労のため歩行困難となる | |
間宮岳(3件) | 平成14年上旬 | 7 | 転倒 | 旭岳に向かう下り坂で前方に追いつこうと走った際に転倒し、右足首を負傷 |
平成14年上旬 | 5 | 転倒 | 中岳に向かう下り坂で足を滑らせて転倒し、左足首を負傷 | |
平成22年上旬 | 2 | 道迷い | 旭岳へ縦走中、降雨による視界不良で登山ルートを見失い、山中でビバーク | |
雌阿寒岳(3件) | 平成14年上旬 | 4 | 転倒 | 3合目付近を下山中、石につまずき転倒し、左足首を負傷 |
平成14年上旬 | 25 | 滑落 | 1合目付近を下山中、登山道から約7メートル滑落し、右大腿部を負傷 | |
平成23年中旬 | 1 | 道迷い | 阿寒湖畔コースから入山し、山頂から下山途中に濃霧のため登山道を見失う | |
幌尻岳(2件) | 平成14年中旬 | 5 | 転倒 | 幌尻山荘から下山中、登山道上で足を滑らせ転倒し、左足首を負傷 |
平成22年上旬 | 4 | その他(増水) | 増水した額平川を渡渉するため、4人で手をつなぎ歩行中、急流に足を取られて全員が流され、うち1人が溺死 | |
羅臼岳(2件) | 平成18年上旬 | 2 | 滑落 | 通称「大沢」の雪渓を下山中、足を滑らせて約10メートル滑落し、背中や頭部を負傷 |
平成23年中旬 | 16 | 病気 | 通称「オホーツク展望台」付近を登山中、体調不良により意識を失い、行動不能 | |
斜里岳(2件) | 平成14年中旬 | 2 | 転倒 | 下二股の下方を下山中、濡れた笹に足を滑らせ転倒し、左大腿部を負傷 |
平成20年上旬 | 1 | 道迷い | 下二股付近を下山中、下山方向を見失い山中でビバークし、翌朝に自力下山 | |
芦別岳(2件) | 平成20年中旬 | 1 | 疲労 | 新道コ−スから入山し、旧道コ−スを下山途中に熱中症で両足が痙攣し歩行困難 |
平成20年下旬 | 9 | 滑落 | 旧道コースを登山中、足を滑らせ約20メートル滑落し、背部を負傷。他に1人も掴んだ枝が折れて沢に滑落し、頭部を負傷 | |
化雲岳(2件) | 平成15年中旬 | 6 | 転倒 | ヒサゴ沼分岐付近を縦走中、登山道で浮き石を踏んで転倒し、右足首を負傷 |
平成16年下旬 | 2 | 転倒 | 「天人峡温泉まで8キロメートル」の看板付近を下山中、右足を挫いて負傷 | |
ペテガリ岳(2件) | 平成14年中旬 | 2 | 転倒 | ポンヤオロマップから東尾根を登山中、稜線上の岩場で足を滑らせて転倒し右足を負傷 |
平成19年中旬 | 3 | 疲労 | 下山中、気温上昇による暑さと深いやぶで体力を消耗し脱水症で行動不能となる | |
野塚岳(2件) | 平成18年中旬 | 3 | 転落 | 頂上から約300メートル下方の小滝を登攀中、足を滑らせて転落し、頭部を負傷 |
平成19年下旬 | 4 | 滑落 | ニオウベツ川支流頂上付近の岩場を登攀中に先頭が滑落し、二番手の負傷者と激突して足首や肋骨などを負傷 | |
上ホロカメットク山 | 平成14年上旬 | 1 | 疲労 | 大砲岩付近を下山中、疲労により両足大腿部の肉離れを起こし行動不能 |
オプタテシケ山 | 平成14年上旬 | 18 | 転倒 | 小雨の中、山頂付近の急斜面を下山中、足を滑らせて転倒し、右足首を負傷 |
音更山 | 平成14年中旬 | 7 | 疲労 | 山頂付近でテント泊して朝食の準備中、熱湯が両足にかかり火傷の負傷 |
アポイ岳 | 平成15年上旬 | 1 | 道迷い | 7合目付近を下山中、登山道から獣道に入り込んで道に迷う |
阿寒富士 | 平成15年中旬 | 1 | 病気 (心疾患) |
8合目付近を下山中、突然意識を失い死亡 |
手稲山 | 平成15年中旬 | 1 | 病気 (脳疾患) |
平和の滝コース8合目付近の岩場付近で倒れて死亡 |
樽前山 | 平成15年下旬 | 2 | 転倒 | 不風死岳との分岐付近を下山中、足を滑らせて転倒し、右足首を負傷 |
芽室岳 | 平成16年下旬 | 5 | 転倒 | 山頂において記念写真を撮影の際に小石に足をとられて転倒し、左手首を負傷 |
大平山(島牧村) | 平成17年上旬 | 2 | 滑落 | 8合目付近を登山中、登山道脇の斜面を約20メートル滑落し、頭部を強打して死亡 |
ソエマツ岳 | 平成17年中旬 | 3 | 滑落 | ヌビナイ川上二股上流を遡行中、手をかけた岩が崩れてバランスを崩し、斜面を滑落して右足首を負傷 |
狩場山 | 平成17年下旬 | 2 | 道迷い | 6合目付近を下山中、高山植物の写真撮影に夢中になり、登りと違う方向へ進む |
石狩岳 | 平成17年下旬 | 9 | その他 (落石) |
山頂付近を登山中、先行者が落とした石が右足に当たり負傷 |
天狗のひき臼岩 (層雲峡) |
平成18年上旬 | 3 | 滑落 | ロッククライミング中、約30メートル滑落して左下腿部と腰部を負傷 |
松仙園(愛山渓) | 平成18年中旬 | 1 | 道迷い | 沼巡り中、松仙園分岐付近で眼鏡を紛失して方向を見失う |
美唄山 | 平成19年上旬 | 4 | 転倒 | 1合目付近の下り坂を下山中、ストックの先が滑り前方へ転倒し右下腿部を負傷 |
知西別川 | 平成19年上旬 | 5 | 疲労 | 取材のため入渓し知床峠へ向かう途中、疲労のため体調不良となり行動不能 |
鷲別岳(室蘭岳) | 平成19年中旬 | 1 | 道迷い | 裏沢ルートから入山し、途中でルートを間違い山中でビバーク、翌日に自力下山 |
カブト岩(美瑛町) | 平成19年下旬 | 5 | 転倒 | 縦走中、右足首捻挫の負傷で行動不能 |
ルシャ山 | 平成20年中旬 | 3 | 滑落 | 羅臼岳から縦走中、約3メートルの高さから沢に滑落し、腰部を負傷 |
円山(札幌市西区) | 平成20年中旬 | 5 | 転倒 | 8合目付近の急斜面を下山中、足を滑らせて転 倒し、左足首を負傷 |
富良野岳 | 平成20年下旬 | 25 | 転倒 | 稜線分岐から上ホロ方向へ登山中、岩場で足を滑らせて転倒し、左足を負傷 |
天狗山(余市町) | 平成20年下旬 | 1 | 道迷い | 下山時間短縮のため別ルートを進んだが、予想外に時間を要し山中でビバーク |
エサオマントッタベツ岳 | 平成21年中旬 | 6 | 転倒 | 北東カール下を下山中、石と石の間に足が挟まり転倒し、左足を負傷 |
下赤岩山 (オタモイ海岸) |
平成21年下旬 | 3 | 滑落 | 通称「東大壁」でロッククライミング中、約30メートル滑落し、左足と腰部を負傷 |
ヌカビラ岳 | 平成22年上旬 | 12 | その他(増水) | ヌカビラ岳の尾根付近を登山中、増水と疲労のため行動不能となる |
北日高岳 | 平成22年上旬 | 14 | 転倒 | 日高国際スキー場第4リフト付近を下山中、道路の亀裂に足をとられて転倒し、左足首を負傷 |
黒岳 | 平成22年中旬 | 5 | 転倒 | 9合目付近を下山中、浮き石に足を取られて転倒し、頭部を負傷 |
中ノ岳 | 平成22年中旬 | 4 | その他(鉄砲水) | 支六の沢川上二股付近でテント泊中、増水によりテントごと流されて3人が溺死 |
本安足山 | 平成22年中旬 | 2 | 道迷い | 愛山渓の松仙園を下山中、道に迷い廃道に入り込み、その後腰を痛めて行動不能 |
不風死岳 | 平成22年下旬 | 1 | 道迷い | 下山中、鎖場を過ぎた後、道に迷う |
美瑛岳 | 平成23年下旬 | 1 | その他 |
「ポンピの沢」の急斜面で左膝を痛め、歩行困難となる |
○入山前に天気予報を確認しておき、夏場でも防寒着や雨具は携行しましょう。 |