鳥取ワイド :  国際まんが博、鳥取県内各地で４日開幕 「とっとりまんがドリームワールド」鳥取会場で、１万５千冊の漫画コーナーの準備に追われる関係者＝鳥取市布勢、コカ・コーラウエストスポーツパーク県民体育館 　漫画を地域活性化に生かそうと鳥取県が企画した一大催事「国際まんが博」は４日、県内各地で開幕する。１１月２５日までの期間中、原画展や創作体験コーナーを集めた巡回展、世界の漫画家が集結する「第１３回国際マンガサミット鳥取大会」など１３９のイベントが集中開催される。県は３００万人の来場を目標に掲げ、ＰＲに力を入れている。 　巡回展「とっとりまんがドリームワールド」は鳥取市を皮切りに倉吉、米子市で順次出展。県出身の漫画家水木しげる、谷口ジロー、青山剛昌の３氏の原画展示や、アニメ上映、舞台発表、創作体験コーナーが設けられる。 　４日は鳥取会場のコカ・コーラウエストスポーツパーク県民体育館（鳥取市布勢）で３００人規模の記念式典があり、タレントで「まんが王国とっとり王女」のトリンドル玲奈さんらが開幕を祝う。 　米子市内で１１月７〜１１日にある同サミット鳥取大会には、国内外の漫画家４００人が参加。作品の持つ魅力を再認識すると同時に、漫画を活用した地域づくりの機運を促す。 　このほか県の公募事業、市町村の関連イベントも相次いで開催。まんが博の終盤には「まんが王国とっとり」の建国宣言が予定されている。総事業費は約１０億円。 　県はタレント起用や「まんが官房」と名付けた担当部署の設置で情報発信に努めるが、県民の間では、漫画をテーマにしたイベント開催の意義を疑問視する声も少なくない。加えて、作品使用に関する出版社などからの承諾取り付けに手間取ったこともあり、周知不足が課題となっている。 　県は子ども向けチラシの配布や、割引特典付き冊子の発行を通じて関心を高める。 ('12/08/02 無断転載禁止) << まんが博に合わせチャーター…　　 車いす転落死亡事故で鳥取県… >>