東日本大震災:仮設の孤独死、2年目増加…すでに11人

毎日新聞 2012年06月25日 02時31分(最終更新 06月25日 14時27分)

宮城県内の仮設住宅=鈴木美穂撮影
宮城県内の仮設住宅=鈴木美穂撮影

 東日本大震災の被災者が入居する岩手、宮城、福島3県の仮設住宅で、誰にもみとられずに亡くなる「孤独死」した人が、震災から1年が過ぎた今年3月11日以降、少なくとも11人(5月末)に上っていることが、3県警への取材で分かった。3月10日までは22人で、震災直後の1年間と比べると、2倍以上のペースになっている。阪神大震災(95年)の際も、孤独死は震災から2年目が最も多く、専門家も「2年目だからこそきめ細かな支え合いを」と訴える。【宇多川はるか】 

 3県警に、仮設住宅で1人で暮らし、遺体発見後に検視を行った人数を聞いた。

 それによると、震災2年目に入って孤独死した11人は、岩手4人▽福島4人▽宮城3人。昨年3月11日からの累計では、計33人のうち宮城が最多の15人。岩手、福島がそれぞれ9人だった。

 阪神大震災で深刻な問題となった仮設住宅の孤独死は、兵庫県警によると、震災1年目の95年の46人から翌96年は72人に増加。95〜99年の5年間の計233人の中でも、96年が最多だった。

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