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メンバーの裁判

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2012年8月15日 (水)

ブログの幕を引く弁

市民の目!沼田は自由に意見を発表する開かれた場所だと思って今日までやってきました。しかし、先日コメントに投稿したところ、ボツにされ、結局発表を阻止されました。管理者の杉山氏とはこのところ原発に関して意見が合わなくなっていました。私が氏の推奨する本を読まず、小出裕章氏とか菊地洋一氏の本を参考にしていることを問題にされ、氏はメールで次のように私を非難されています。激して筆が滑ったのかも知れませんが、小出氏の本や菊地氏の本を「デタラメ本とは」失礼です。また、「そのまままる写しするような行為」とは、文章を書くことで生計を立ててきた私に対する侮辱です。

私の紹介したものを読んだ上で批判をブログに書かれるのであれば一向にかまい

 ませんが、それをせずに安易に読めるデタラメ本の記述を鵜呑みにして、それを

 そのまま丸写しするような行為は意見の表明からはほど遠いと思います。

私はこれを読んで、市民の目!沼田が崩壊したことを認識せざるをえませんでした。沼田に成熟した市民社会を実現しようなどと考え、その同志と思っていた杉山氏がっこのような言葉を口走るようでは、終わりです。そこで、残念だ、というコメントを投稿したのですが、削除されてしまいました。残念、という気持ちは今も変わりません。しかし、現在の市民の目!沼田は、私に対する人格攻撃と誹謗中傷が踊っているばかり。私が書いたコメントは無断で削除です。これではもう同志ではありません。

杉山氏も小暮氏も市民の目!沼田から手を引きたいとかねてから(杉山氏は最近)表明されています。私も同感です。ブログのアカウントは私の名義になっていて、料金は私にチャージされます。今月末までに清算します。

振り返ってみると、この市民の目!沼田は、市会議員の政務調査費の詐取事件など数々の思い出を残して幕引きとなります。
葬式屋市長は今でも庁舎に健在です。しかし、市民の目!沼田は潰れても、新たな動きが澎湃として起こる気配があります。

短い期間でしたがご愛読ありがとうございました。

峯崎淳

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ブログの幕を引く弁を参照しているブログ:

コメント

 峯崎さん。杉山さんありがとうございました。このブログで解説された原発の技術や背景は、自分や通りすがりの八つぁん・熊さんではとうてい引き出せるものではありませんでした。峯崎さんという疑問符の塊がなければできないことでした。
 自分はこのブログを教えられて一年。震災以後周囲のある者は論客に、またある女性は環境保護活動家へと変身していく中で、平積みされた書店の原発本には目を向けませんでした。パニック最中の俄発言から素人が何を見極められましょうか。ブログ提示に従って図書館へ行きました。ネットに彷徨い、ひょうきんなドヤ発言の人の袖を押さえようとしました。すごいヘドロのパワーで押さえきれませんでしたが。
 杉山さん。全幅の信頼を置いた杉山さんより他へ向く必要はありませんでした。院まですすんで学ばれた専門家に近づこうなど言う野心もありません。信じるだけです。期待外れでしょうか。

 啓蒙されました。 峯崎さん杉山さんの二人囃子。 二人の主役が幕裏では次の役割を打ち合わせしながら演出を凝らしていると、自分たちへ打ち明けられても了解できると考えていました。

 放射能に襲われようが灰が降ろうが我々は荷馬車に乗せられて市場へ向かう牛。なぜ襲いかかる見えない害悪があるのか。いつからか。どこからか。沸き立つ灰色雲の稜線の向こうを見ることができただけで、歯を喰い縛れるものでした。
 人は必ず間違うということへの掘り下げを期待していました。
 はからずも、つたない測量技術を道具にする生業に迷い込みました。たたき上げです。測量テキストは散弾銃の銃痕図から始まり、誤差論で終わる確立の世界でした。現場作業のなかで教えてくれた測量士は常々人は間違うという構えをお持ちでした。特に測量成果を読み合わせで確認するときには必ず敢えて誤読しました。そのたびに作業者は覚醒しました。
 当時も今も重大な医療過誤が起きます。自分は偏差値コンプレックス男で、東大医学部をはじめとする高度な医療教育を受けた医療従事者が、医療現場で、なぜ過誤を回避する簡素な確認手続きを持っていないのかいつも不思議に思っていました。比ぶべくもない遙かに簡易な技術の測量においてさえと。
 簡易な過ちから生起する重大な事態を回避する簡便な工夫が、原発技術を取り巻く世界にはないのか。あるならそれを薄くしたものは何か。峯崎さんが次にはそうした疑問を掲げてくださるのかと期待しておりました。
 戦前から一貫して日本の風土はそこが変わらず、福島原発では未だ責任の追求と事故の再発を防ぐ制度の見直しもありません。他でも起きると考えてよいことでしょう。そればかりか、責任回避の動きが露わです。政局の中でかまびすしく声高に歌われる制度見直しとは、肌合いが違う事実の検討と対処すべき概念とおもっています。杉山さんに教えられたとおりたとえ原発ゼロでも稼働でも避けられないことと。
 このブログ内の「お二人」はそれぞれ一人称になり、相手に抗体反応を起こす事態になってしまった。
 それにしても、峯崎さん杉山さん二人の到達点は同じに見えましたが。
 何度でも繰り返して素人のぶしつけな質問を発し、それを受けながら、「お二人」は自分たちロム専を次の高みへ誘導してくれると考えていました。
この歴史的な大きな出来事の解説者であるはずの「お二人」は、その混乱に身も心も取り込まれ役者でいられなかったのでしょうか。
 残念です。それを喜ぶ「あの人」と「あの人」と「あの人」。
 
 ともあれ仮のお別れを申し上げます。
 杉山さん。ありがとうございました。
 峯崎さんありがとうございました。

峯崎語録

そんな発癌性のあるヒ素を含んだ米を毎日食べながら、椎茸の100ベクレルに恐れをなす矛盾は滑稽である。

もし真夏に大停電が起きれば千人を超える死人が出ることを知っているはずだからだ。

大阪の橋本市長は電力は十分足りている、と言っているが、その根拠はあるのか?工学的に説明できるのか?

生命に関わる重大なことに使っていない電力は無駄遣いである、と決めつけるのはわれわれが自由主義経済の資本主義社会であるのを忘れている。

大停電を起こしたらそのマイナスは取り返しがつかないほど大きい。

http://numata-city.kazelog.jp/numata/2012/04/post-8ea6.html

これは決定的。開いた口がふさがらない。
峯崎氏が批判すべきは大飯原発の稼働を認めていた峯崎氏自身ということになる。たしかに、二枚舌としか言いようがない。人格批判されても仕方ない。

どこまでが(杉山)氏のメールの引用なのか解りません。小さい字の部分が(杉山)氏のメールだと思って読んでいくと、いつのまにか杉山氏批判が出てきてます。支離滅裂で狂ったとしか思えない。

田村さん

コメントありがとうございます。

<震災以後周囲のある者は論客に、・・・すごいヘドロのパワーで押さえきれませんでしたが。>

 ほとほと嫌気がさしていますが、にわか反原発を称する人達のデタラメぶりはものすごいです。

たとえば、これです。

子どもの健康と内部被ばく考える 沼田で22日講演会
http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/20120810/CK2012081002000140.html

 群馬大学社会情報学部の西村淑子准教授の情報公開については聞く価値がありますが、その前の「内部被ばくについて説明するDVD」は限りなく黒に近い灰色です。
 現在の内部被爆については、東大の早野先生らの活動で、予想以上に低い事実がわかってきています。この期に及んで、内部被曝を問題視するとは現実のデータを見ていない証拠です。
http://www.ustream.tv/recorded/24577111
 内部被曝が少なかったという事実を素直に喜べないのです。福島を不幸にしないと都合が悪い、利根沼田の人達を放射能の恐怖に陥れないと都合が悪いことがあるとしか思えません。

 これを主催した「とねぬまた地域向上委員会」を調べると先月にはEM菌で免疫力を高めるという詐欺商法に荷担していたことが解ります。
http://blog.livedoor.jp/noah_1214/archives/10658369.html
 結局、不安商法です。思い切り正義を掲げているつもりで、犯罪に荷担をしていることに気づかない。科学リテラシーの欠如とは恐ろしいものです。
ネットリテラシーの欠如で、ウイルス感染の被害を受けた人は、そのまま加害者になっているのと同じ構図です。

 また、今話題になっているのは、チョウの羽や目に異常=被ばくで遺伝子に傷か―琉球大、ニュースです。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120810-00000172-jij-soci

 これがいかにデタラメか。
http://d.hatena.ne.jp/horikawad/20120813/1344814974

http://togetter.com/li/353759


 いわき市のほたるプロジェクトの問題もひどかったです。
http://monaken.livedoor.biz/archives/52158524.html
http://togetter.com/li/344255

 ちょっと基礎知識があれば、ほたるでこの程度の線量率が解るはずないと即断できますが、皆さん騙されました。多くのマスコミ、小沢一郎一派の国会議員も見事に騙されました。

一人の職員が職をかけて、抗議し問題が明らかになったと言うことです。

 いわき市にこのプロジェクを持ち込んだ阿部宣男、郷右近丸彦が、沼田に持ち込んだらどうなるでしょうか。「みんなで力を合わせて良いことしてる」と始まるでしょう。
私は一人でも阻止する側に回りますが。

 落としどころの見えない大飯再稼働反対運動も同じ構図です。いわきの住民が始めたエートスという活動を批判することが目的になってきているとは呆れてしまいます。

 自然エネルギーにも多くの問題があります。風力も住民訴訟になったりとひどい事例がありますが、バイオマスもひどいです。ゴミ発電も問題が山積みです。こんなのもあります。
http://blog.goo.ne.jp/tsugawa7/e/573ba5e9475c6f57379227a53b86ba34
新治村はゴミ処理プラントで失敗したはずです。太陽光発電にも問題があります。
 こういうことを言うと、私が沼田市の自然エネルギー研究会の委員になって、沼田に適した自然エネルギーを少しでも推進しようとしていることなどは吹っ飛んで、原発を推進していると決め付けられてしまうのですから、恐ろしいです。
 原発安全神話にも多くの人が騙されました。
 一人でも多くの市民が、科学的常識を身につけ、騙されないようにするしか解決策は思いつきません。成熟した市民社会にはそれが必要条件であると思います。また、それこそが脱原発への道ではないかと考えています。

現在の市民の目!沼田は、私に対する人格攻撃と誹謗中傷が踊っているばかり。

おいおい、人格攻撃と誹謗中傷を繰り返してきた人が言うなよ。

 峯崎さん
 お望みのようなので、私的メールの中ですが、私が菊池洋一氏の本をデタラメ本と言った理由を説明します。
 たくさんあるのですが、はじめの方の決定的な箇所を一つだけ示します。なお、私は菊池の著書の内容すべてを否定しているわけではありません。

 23頁後ろから2行目で、菊池氏はこう書いています。

「原発で一番怖いのは冷却材の喪失です。底に穴が開いて炉内の水がなくなり、核分裂の制御が不可能になれば大爆発が起こります。」

 前段は概ね正しいです。ただし、冷却材ではなく冷却能力とすべきです。これは、停電によって冷却能力が失われたことで起こった福島第1の事故で明らかです。

 問題は後段です。

 まず基礎知識から説明します。
 核分裂によって出てきた中性子は速度の速い高速中性子というものです。これは、ウランなどの核分裂性物質に取り込まれにくく、このままでは核分裂を連鎖的に起こすことは出来ません。
 中性子はその速度を遅くしてあげると核分裂性物質に取り込まれやすくなり核分裂が起きやすくなります。
 このため、減速材を使って中性子の速度を遅くしてやる必要があります。 
 軽水炉では減速材として軽水(普通の水)が使われます。冷却材としての水が減速材の役割も果たしています。
 
 ここまでが基礎知識です。

 炉内の冷却水がなくなるということは、減速材もなくなると言うことです。つまり、核分裂は起きにくくなります。これは軽水炉の特徴であり、炉物理の基本中の基本です。
 一方チェルノブイり型の炉は、減速材と冷却材が別々になっています。冷却材が失われても、減速材は失われません。また、冷却材(軽水)には中性子を無駄食いする性質があります。これが失われるということは、無駄食いがなくなると言うことですから、核分裂が起きやすくなります。もちろん、軽水炉でもこの効果がありますが、減速能が失われる効果よりもずっと少ないのです。
 
 炉内の水がなくなっても問題がないと言っているのではありません。炉内の水がなくなれば核分裂は止まります。しかし、崩壊熱はずっと出続けます。それがかなり大きいので、燃料棒が融けます。そうすると、水素が発生して水素爆発が起きる可能性があります。下に貯まった水に融けた燃料棒が落ちれば水蒸気爆発が起きる可能性があります。しかし、核爆発は起きません。
 爆発は核分裂の制御が不可能になって起きるのではなく、冷却が出来なくなって起きるのです。
 
 これは、原子炉の基本中の基本で学部生でも当然知っていることです。
これが解っていなければ、原子炉の安全対策に付いて議論など出来ようもありません。
 
 元専門家から見たら、話にならないレベルです。

 峯崎さん
 以前ちゃんとお答えしていなかった事故の値段ですが、資料を探し出しましたのでご覧になってください。
 事故リスクコストは0.45円〜0.89円/kWh。現状の火力の燃料費、FIT買い取り価格(42円)の方がずっと高いです。
 私が、これで良いと思っているわけではありませんが、保険の手法で事故の値段がどのくらいのオーダーなのかの感触はつかんで頂けると思います。 
 成熟した市民社会の一因であろうとするなら、感情をぶつけあうではなく、こういう資料をベースに論理的な議論をすべきだと思います。また、これを論破しないと、脱原発への道は現実性がないと思います。
 なお私は、こういう、体温のない数字にパブリックアクセプタンス(公衆の認容)をどう組み込んでいったらいいのかという問題を考えていました。また、コスト論に拘泥すると脱原発は絶対できないとも思っています。

http://www.aec.go.jp/jicst/NC/about/kettei/seimei/111110_2.pdf

峯崎さん

 小出氏の書籍「原発のウソ」の問題点です。

まず、ツイッター上でたくさんの人が指摘していますので、それを紹介します。
http://togetter.com/li/158023

また、一色靖さんの解説がわかりやすいです。
http://www.yasushi-studio.com/tweet/

こんなのもあります。
http://blogs.bizmakoto.jp/kaimai_mizuhiro/entry/4860.html


 次は私のオリジナルです。
14頁にこうあります。
2号機、3号機は「圧力容器の水位はいまだに回復しておらず、燃料棒のかなりの部分が露出していると見られています。これらも圧力容器が破損していて水がたまらないのでしょう。」

 圧力容器が破損して水がたまらないとすれば、水位がどんどん下がっていきます。燃料棒は上の方がら露出し、崩壊熱で融けていきます。
 事故後2ヶ月経過した時点で、燃料棒が露出している(つまり融けていない)ことは考えにくくありませんか。

 そのそも、圧力容器が破損するとしたら、その原因は融け落ちた燃料棒である可能性が高いです。小出氏もそう言ってます。融け落ちたとしたら、燃料棒が露出しているとはおかしいです。
 仮に燃料棒が露出しているとしたら、水蒸気で何とか冷却できていると言うことでしょう。

なお、峯崎さんが鵜呑みにされたDNAの損傷のくだりについては、ひどすぎます。

 そもそも、放射線によってDNAが傷つけられるメカニズムは二つあります。一つは直接攻撃される直接作用で、もう一つは、水に放射線があたることフリーラジカル(ほぼ活性酸素)ができ、活性酸素に攻撃される間接作用です。そして、セシウムが出すβ線γ線では、間接作用が7割です。
 この活性酸素は、放射線に限らず様々な物質によって作られ、日夜、DNAは攻撃されています。しかし、何段階もの修復作用があるのです。うまく修復できなかったときは自死もします。
 それでも、まれに、間違えてコピーをしてしまうことがあります。それががんです。
 このあたりは私の説明よりも、田崎さん解説を見てください。
以下の資料の63頁以降です。
http://www.gakushuin.ac.jp/~881791/radbookbasic/

 小出氏の書籍をデタラメ本というに十分な理由があります。

 なお、小出さんは停電が事故の原因と言っています。14頁です。
 この点は、私もそう思います。配管破断説の菊池さんとは全く違います。小出さんと菊池さんの違いさえ読み取ることができていないとなると、とてもちゃんと読まれたとは思えません。

田村充徳さんの意見に大賛成!しばらく冷却期間をおいて、二人だけで再開すればいいと思うよ。

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