野田首相親書返送 韓国側の行為を宮家邦彦さんが解説します。
野田首相が韓国の李明博(イ・ミョンバク)大統領に送った親書について、韓国政府は、早ければ23日にも、そのまま日本側へ送り返す方針を決めた。
こうした韓国側の行為について、元外交官で、キヤノングローバル戦略研究所の宮家邦彦さんの解説です。
(元首に対して送った親書を送り返す外交的な意味は?)
普通であれば、内容が気に入らなくても、最低の礼節があれば返書を出す。非常に不思議な、今まで聞いたことのない話です。
(韓国の国際的な立場というものに彼らは思いをいたしている?)
デメリットがあるのをわかったうえで、あえてしないんだろうと。それはおそらく、内政上の配慮だと思います。
(日本政府は、どのような態度で接していけばいいと考えますか?)
子どものけんかはしちゃいけない。
大人のけんかをするように、粛々と冷静に先を読んで、どんなことがあっても、こちらの考え方を変えずに、堂々とやっていくしかないと思います。