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官房長官“親書返送はあり得ない”
8月23日 12時10分

藤村官房長官は記者会見で、日本海にある島根県の竹島の領有権を巡り、野田総理大臣が韓国のイ・ミョンバク大統領に送った親書を、韓国側が日本側に送り返すとしていることについて、「外交慣例上あり得ない」としたうえで、韓国側は親書を受け止めるべきだという考えを示しました。

野田総理大臣は、韓国のイ・ミョンバク大統領が島根県の竹島に上陸したことを受けて、今月17日、竹島問題を国際法にのっとって平和的に解決することなどを提案する、大統領宛ての親書を送りましたが、韓国政府はこの親書を日本側に送り返すとしています。
これについて、藤村官房長官は記者会見で、「外交慣例上、首脳間の親書が送り返されるという例は通常ありえないと聞いている。現時点で韓国側から親書を送り返すという方針決定の連絡があるわけではない」と述べました。
そのうえで、藤村長官は「親書は、この時点での野田総理大臣の考え方を韓国側に伝えるものであり、しっかりと受け止めてほしい。親書を送り返すという礼儀に反する事態はないと思っている」と述べました。
さらに、親書が送り返された場合に追加の対抗措置を取るかどうかについては「具体的に何か決定したわけではない」と述べました。

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