2012年08月23日

夢と希望の「福島オリンピック」を提案 ドリーム党です。

<討論型世論調査>「原発ゼロ」46.7%に増加

<引用開始>
 新たなエネルギー政策の策定に向け政府が今月実施した「討論型世論調査(DP)」の実行委員会は22日、調査結果を発表した。2030年の総発電量に占める原子力発電の比率について「ゼロ」を支持した参加者の割合は、討論実施前の41.1%から46.7%に増え、「15%」と「20〜25%」を含めた3案の中で最大となった。「15%」と「20〜25%」の2案は横ばいか減少した。

<中略>

 政府はこの調査や全国11カ所で実施した意見聴取会などの結果について、同日午後開く「国民的議論に関する検証会合」(座長.古川元久国家戦略担当相)で世論調査の専門家らの意見を聞いて検証に入る。それらを踏まえて、9月にも中長期の指針となる「エネルギー・環境戦略」を正式決定する方針。すでに政府は「30年代前半の原発ゼロ」を目標とする方向で検討に入っている。
<引用終了>
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120822-00000031-mai-bus_all

私は、以前にも示した通りバックキャスティングの手法により原発ゼロを目指すべきであると述べてきました。

<転載開始>
あるべき未来の姿である設計図を国民全員が共有し、30年後に続く道に設計図に示されたプロット(大道具)を並べていくのです。幸福を生み出す「装置」や「仕組み」を、時間をかけてこの国に組み込ませていくのです。
そして、誰もがこの30年後づくりに参加するのです。こうすることにより、夢は必ず実現できます。

最後にもう一度繰り返します。自分の身の回りから全体を見るのではなく、マクロの空間からミクロの空間に分別していかなくてはなりません。時間軸から見て30年後という未来から現在を位置付けるのも同じ発想です。
<転載終了>

民主党政権が示した中長期の指針という「骨」に「肉」という「装置」「仕組み」を提案していくのがドリーム党の仕事であると考えます。

原発ゼロの目標達成のための具体策を示します。

目標には、目的があるわけですから、目的を国民が共有することがなによりも大事です。その目的とは、「心の平安が得られる社会」を手に入れることです。津波を含め自然災害や人災で人が死なない安全社会であり、ヒューマン・リレーションあふれる高福祉(福祉とは幸福の意)社会です。そして、生きる喜びを分かち合える思いやりあふれる社会です。

これらを手に入れるための手段としてのプロット(大道具)として、インフラ整備やイベント開催などを時間軸の線上に並べていくのですが、それは従来型のお上が決めた公共事業ではなく、時の政権が主権者である国民の提案を受け、正規に決定された「国民の合意を得たプロット」でなくてはなりません。

前置きがながくなりました。具体的な目標とプロットを示します。

◇20年後の2032年に福島オリンピックという国際的イベントを開催する。そのときまでに原発ゼロにして、世界中の人々に「日本人はよくやった」といわれるほどに、再生可能エネルギーや自然エネルギーなどを駆使した発電大国にする。

◇フクシマを福島に戻すクリーン化事業を展開する。除染はもちろんであるが、福島の人々が胸を張れるほどのクリーン化を実現する。

◇福島のインフラを高度化する。福島空港と成田空港を地下リニア新幹線で結べば福島だけでなく、国力が高まる。(両空港間を数分で移動できるため、一つの空港とみなすことができるようになる)

◇オリンピック用に世界一の競技場を揃える。五輪選手育成用の施設をつくるともに、スポーツ都市福島を生み出していく。

日本人は、目標を正しく設定すれば、各自が目標に向かって走り出す実に真面目な民族です。節電という目標も難なく達成できたことを私は民族の誇りとしていいと思います。大きな目標が設定されれば各論的なプロットはいくらでも生み出されることでしょう。

そして、その上で20年後の日本のインフラ使用料や、税金の使い道を変えていく必要があります。

◇新幹線システムの使用料は高すぎる。日本に地下リニア新幹線網が完成したら、JRを実質国営化(公務員化ではない)して、現在の10分の程度の料金とする。

◇毎年、一人5万円程の観光にしか使えない「観光振興券」を配布する。無駄な行政経費と国防費を減らし、世界に冠たる観光国家を築き上げる。(「観光振興券」は、福島の復興のためにも必要不可欠なものと考える。すぐにでもできることである。消費税増税前に発行すれば、国民は喜び、観光関係者も喝采するであろう)

産業の転換も必要です。アメリカは今、シェールガスの「ゴールドラッシュ」に沸いているそうですが、日本の20年後の完成図は、シェールガス中心ではいけません。再生可能な木質バイオマスエネルギー中心であり、菅直人前首相が中心になり、その実行策を示す努力をされています。

林業再生とバイオマス発電
http://ameblo.jp/n-kan-blog/entry-11334736618.html

◇金融という「虚業」から、労働を伴う「実業」へ大きく舵を切る。日本の国土の7割は森林であるが、平地も加え、木質バイオマスエネルギーの「牧場」へと変化させる。現在、杉などの間伐材のエネルギー化が進められているが、灌木であれすべての植物はエネルギーに変化する。
たとえば、4.4立方のケヤキがあったとする。総重量は約4トンであり、これを薪に加工すれば1トン当たり6万円程になる。私たちが普通に見かけるケヤキは、一本24万円の価値があるのである。

◇中国からの輸入に頼るハチミツの「自給率」も向上させる。合わせて上記木質バイオマスエネルギーを生産するために、ハチミツ採取の原木となる「ニセアカシア(枕木の木)」を国策として大量植栽する。「ニセアカシア」は10年で成木に成長するし、良質の炭にも加工可能である。マメ科の植物でやせた土地でも問題ない。杉やヒノキに変わる森の主役にとって代わる可能性も秘めている。(倒れやすいのが難点)

この他、竹や篠竹も含め、緑あふれる国土を日本人が生きていくための「緑のインフラ」に変えていくことで、日本人の「心の安全保障」が得られるはずです。

何はともあれ、夢と希望を抱くことができる目標が必要です。ドリーム党は「福島オリンピック」を提案していく所存です。原発事故を起こしてしまった日本は、それまではオリンピック招致を行わない方がいいと考えるべきでしょう。

2012年06月30日
バックキャスティング手法による脱原発ロードマップづくり
http://dream333.seesaa.net/article/278116074.html
posted by S・C・ NAKAMURA at 11:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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