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酔仙酒造 大船渡に新蔵完成 今月中仕込み、10月出荷
 | 完成した酔仙酒造の新蔵 |
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東日本大震災の津波で施設が全壊した酔仙酒造(岩手県陸前高田市)の新しい酒蔵が22日、大船渡市に完成した。今月中に新蔵で本年度分の日本酒の仕込みを始め、10月1日の出荷を目指す。 同社によると、新蔵は鉄筋2階、延べ床面積約3750平方メートル。総工費約11億円で、うち4分の3を被災中小企業の復旧費用を支援する国のグループ化補助金で賄った。仕込み用の10キロタンク25基などを備え、本年度は日本酒と焼酎計約68万リットルの生産を予定している。生産量は震災前の約7割の水準という。 新蔵の完成式が同日あり、達増拓也知事や戸田公明大船渡市長、戸羽太陸前高田市長らが出席し、地元の酒造業復活を祝った。金野靖彦社長は「社員には酒造りで苦労を掛けた。気を緩めないで頑張り、地元の復興に貢献したい」と話した。 酔仙酒造は津波で57人いた従業員のうち7人が犠牲となり、全ての施設を失った。前年度は一関市の「千厩酒のくら交流施設」内にある岩手銘醸玉の春工場を間借りして生産を再開していた。新工場の候補地は以前の陸前高田市も含め探したが、水質などの面から大船渡市に決めた。
2012年08月23日木曜日
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