岡崎建哉選手、田中裕人選手(関西大・3年 サッカー部) 「勝利への原動力、関大のダブルボランチにインタビュー」

【連載】CampusSports特別版

 4回にわたり、弊団体が毎週月曜日に発行しておりますメールマガジンCampusSportsの特別版としまして、大学スポーツで活躍している選手に焦点を当てた内容を掲載してきました。学生記者だからこその視点で、スポーツで活躍する大学生を伝えてまいりました。今回で短い回数ではありましたが最終回となります。どうぞよろしくお願いします。最終回となる第4回は関西大学サッカー部の岡崎建哉選手、田中裕人選手です。

【8月29日 UNN】

肩を組みじゃれ合う 田中(左)岡崎(右)の2人(8月24日・関西大学千里山中央グラウンドで、撮影=長岡輝)



昨年度の全日本選手権の優勝。今年度の関西学生リーグ戦前期リーグを首位で折り返すなど好調の関大サッカー部。好調を支えるのはチームの心臓である2人のボランチ、岡崎建哉選手と田中裕人選手。2人はあのバイエルンミュンヘンへと旅立った宇佐美貴史がいた時に同じガンバ大阪ユースでプレーをしていた。出会ってから5年がたち、2人の出会い、現在、将来について伺った。


ーまずはお互いのプレーについて教えて下さい。ー


岡崎:(田中は)ヤバっと思ったらボールを一人で取ってくれます。
田中:(岡崎は)センスがある。パス、ドリブルもできて、守備も出来ますね。攻撃の中心は(岡崎)建哉やと思ってますし、関大の王様ですね。笑


ーお互いに出会ったときの印象はどうでした?ー


岡崎:広島から高校で出てきて、初めて会った時にめっちゃフレンドリーに話しかけてくれて優しかったです。でもそのあとメールをしていて、「大阪わからんかったら聞けよ」って言ってくれたのに、
メールしてたら2通ぐらいで終わって「なんだこいつ」って(笑)
田中:俺は(岡崎)建哉を見て速攻で話しました。見た時にちっちゃくてかわいくて、あと広島弁が面白かったです。


ー関西大に進学した理由は?ー

岡崎:プロにいきたかったんですけど、行けなくて関大が唯一よんでくれて。以前からちょくちょく試合を見に行ってたんですけど、いいサッカーをやるなと思ってすごい魅力的だったんで(関大に)決めましたね。
田中:俺も(岡崎)建哉と一緒で、行くとこなくて関西出身で、リーグ戦を見に行って関西で一番強いって聞いていて、先輩もいたんでここに決めました。


ー実際に入学した時はどうでした?ー


田中:ユース時代にはなかった上下関係がありました。仕事であったり片付けであったり。今までの自分の甘さを感じました。ユースでは敬語とかを使ったりしていなかったんで。オレらはそんな所を学べましたね。
岡崎:まぁ厳しいっていうよりは、メリハリがありました。サッカーに入ると厳しくなりました。サッカーではレベルが高くて体格差に戸惑う部分が大きかったです。その中でもがいていた感じです。


ー来月からリーグ戦が再開します。現在、首位で折り返した訳ですが後期リーグの抱負を教えて下さい。ー
田中:首位の事はあんまり考えてないです。天皇杯、関西選手権ももう終わってしまったんで、もうこれしかないので。どこにも負ける事無く自分らのサッカーで勝って行きたいです。
岡崎:1位で追われる立場なんで、他のチームはがつがつやってくると思うんですけど、夏にやったことを意識しながら全勝してインカレに出場してまた優勝したいですね。


ー将来の夢は?ー

岡崎:大学4年間で結果を残して、Jリーグ行ってプロのサッカー選手になりたいです。サッカーやってるからにはJリーグ入って活躍して代表にいきたいって強く思っています。
田中:今のままではダメだけど、この4年で成長して、絶対プロになりたいです。日本代表とかサッカーをやっているなら当たり前にめざしていきたいですよね。


ー最後に2人にとってサッカーとは何ですか?ー
田中:なかったらやばい。(笑)
岡崎;うーん、人生そのものですかね。サッカーしていなかったらこんな場にも来れてなくて、大学にも来れていなかった。いろんな人にも出会えてもいなかった。
田中:しててよかったもの。周りにはサッカーの友達しかおらんし、遊びに行くのもサッカーの友達でホントにしててよかったと思ってます。


ーありがとうございましたー




たなか ・ひろと●1990年4月26日生まれ。大阪府出身。175cm 74kg関大のダイナモ。運動量豊富にピッチを走り回る。関西選抜(1年・2年)全日本大学選抜(1年)

 おかざき・けんや●1990年5月31日生まれ。広島県出身。173cm 62kg関大攻撃陣のキーマン。高精度のキックで関大の攻撃を操る。関西選抜(1年・2年)

【聞き手=長岡輝 】



Check